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五話 ページ6

Q「わぁっ…!
これが晋助の船!?」



『大っきいね!』



高「騒ぐな 静かにしてろ」



『は〜い』



Q「え〜
ちょっとくらい騒いでも良いじゃん!」



『久作
云う事はちゃんと聞かなきゃ駄目だよ?』



Q「…は〜い」



高「(随分と上下関係がハッキリした姉弟だな
あとうるせェ)」





「晋助様が子供を連れて…?
一体何だろうあの子供」



「真逆晋助様も武市さんのような…」



「いやいや、晋助様のお子さんかも…」



高「おい後半二人出てこい
斬り殺してやる」





クスクスと双子が笑った



Q「大変だね晋助様」



『あらぬ誤解受けてるね晋助様』



高「てめぇらも馬鹿にしてんだろ」



『してないしてない!

あ、ねェ
一番初めの人の質問答えなくていいの?』



高「…あァ、そうだったな」




明らかに話題を変えようとした上での発言だったが、高杉はそれを知らないフリをした



これ以上何か云っても無駄だろうと思ったからだった




高「コイツらは俺がスカウトした
実力に問題は無ェ…はずだ」



『大丈夫!
久作はアレ(異能)があるし、私はちゃんと動けるからね!』




零は、にぱっと笑った



すると、先程一番初めに質問した男が高杉に向けそっと口を開いた




「…晋助様が言うのなら実力に心配は無いでしょう

こんな子供を乗せても大丈夫なのでしょうか…
少々子供には危険すぎるのでは?」



『!


……』




零は目を見開き、すぐにスッと細めた



男に向ける視線は氷の様に冷たかった



零は、苛立ったように口を開いた




『…君は、私達が足を引っ張るとでも思ってるの?
それとも…

子供を戦場に連れ込む事に抵抗が?』




零の先程迄の笑顔は何処へ行ったのか



何の感情も映さず、ただ冷たく男を見た


睨んでなど居ない
ただ見ていた


その筈なのに、空気が氷点下にまで下がった様だった



男は、鋭利な刃物を_刀よりも更に冷たく鋭い殺気(ソレ)を全身に浴び、ぞわりと肌が泡立った



ピンと空気が張り詰めた

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(プロフ) - コメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2019年8月1日 21時) (レス) id: 449bdc9a82 (このIDを非表示/違反報告)
案内人 - 久作と零可愛いですね。こういう話好きです!!これからも更新がんばってください! (2019年8月1日 20時) (レス) id: 18b5c09236 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年6月17日 17時

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