炎帝 episode4 (ワンピース男主) (ページ30)

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156話ページ30

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『っ、あ！！』

ガバッと勢いよく体を起こした

心臓がドクドクと早鐘を打っている

そして、脳味噌を何かにぐるぐると掻き回されているような感覚

息が苦しい

体が熱い

ポン、と誰かが背に触れた

『触るな！！』

ボクはそれをパンッと強く払った

ボクが払った手は、ロビンの手だった

ロビンは驚いた顔でボクを見ていた

『…あ、ごめ、ん』

ﾛﾋﾞﾝ「別にいいわ
随分顔色が悪いけど、大丈夫？」

『…あぁ
先刻よりは落ち着いた』

心音や息苦しさは先刻よりは大分落ち着いてきていた

視界で何か黒いものが動いた

視線を動かすと、黒い尻尾が見えた

おもむろに手を頭にやると、小さな硬い尖ったものが二つ、ついていた

…大分無茶したからな

仕方ないか

『…あれ？』

ﾛﾋﾞﾝ「どうかした？」

『先刻と居た場所違うな』

ﾛﾋﾞﾝ「…えぇ
少し動かしたの

あそこだと少し危ないから」

『へぇ、そうなのか』

ﾛﾋﾞﾝ「…ねぇ、チャイナ君

さっきまでの事、何も覚えていないの？」

『先刻…？

ボク、何かやらかしたか？』

ﾛﾋﾞﾝ「…そう
ならいいわ」

『？
そうか』

ボク、何かやったかな？

いきなり雷撃たれたあと何も覚えてないや

…いや、何か思い出した気が…
それすらも覚えてねぇ…

ボク何時の間に記憶力こんな悪くなったんだ？