闇の蒼姫 伍 (文豪ストレイドッグス)

番外編 バレンタイン1 ページ5

バレンタイン前日から始めます



明日はバレンタイン


毎年猪口冷糖(チョコレイト)のお菓子と､少し変わったものを作っている


それらは､その年にお世話になった人に渡している


今年(昨年)は探偵社にもお世話になった


という事で､探偵社にも今年は作った


数が多いけど頑張った


因みに…
現時刻 午前一時
場所 探偵社


侵入方法 鍵開け★


え？不法侵入？
気にしなーい 気にしなーい！



戦闘員の人達の分と､社長と､事務員さんの分
ちゃんと持ってきた


戦闘員の人達と社長のは､チョコマフィンを幾つか詰めた


それと､クッキーにチョコペンで絵を書いたやつも入れておいた


絵柄は､あげる人のトレードマーク?を書いた


これは毎年やってる
名前をただ書くよりも面白くて良いでしょ？


事務員さんは何人いるのか知らないから､生チョコの詰め合わせにしといた


取り敢えず近くにあった長椅子(ソファー)の上に全部置いておいた


そろそろ帰ろうかな


…鍵開けたまんまだけど…
まぁいっか！


さ､次はマフィアだ！


＿＿
＿


マフィアの人達にも､チョコマフィンとクッキーに絵を書いたやつを渡す


否､渡してないね
置いてるね




私は基本的にチョコは直接渡さない


だって､何か恥ずかしいでしょ？


だからサンタさんみたいに､夜中にこっそり置いて帰る


実はこれを四〜五年やってる


長いねー



こんな事を考えてる内に､残りは二人になった


首領と､龍君


首領はこっそり置く訳にいかないから､ちゃんと手渡ししてる
(バレンタイン当日に)


だから､実質残っているのは芥川君一人だけ


でもなー


何か渡しづらいんだよなー


始めて渡す時､机の上に置いたら…

芥「何をしている」

って後ろから云われて凄く吃驚した事があって…


あの時は心臓飛び出るかと思った


だって気配全然無かったんだよ？
吃驚するでしょ


それからは､龍君のチョコを置く時は何時も周りをよく見てから置くんだけど…


何時の間にか後ろに居て

芥「何をしている」

って云われるんだよね…


何で毎年来るタイミングが判るんだろ？


私龍君に「今から行くよ」なんて云った事一度も無いのに


全く判r((？「何をしている」


「出たぁっ！」


芥「僕を幽霊か何かだと思っているのか」


「毎年来られたら「出た」って云っちゃうの当然じゃない！？」

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