十四話 ページ21
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「…私に恨みでもあるわけ?」
…久しぶりの更新でいきなりそんな事云われたら吃驚するのは判ってる
でもさ、四度目なんだよ
この既視感しかない白い部屋に閉じ込められるの
別にこの部屋の中だと時間進んでないみたいだから、仕事溜まらないのは良いんだけどさ
でもね?
お題を達成するのが異様に疲れるんだよ
疲れなかったのなんて敦のハグくらいだよ
……
「まだ来ないの?」
大分雑談したけど
(脳内で)
ビュッ
上から黒い何かが、凄い速さで私の隣の床に突き刺さった
「!!?」
え、今私殺されそうになんなかった?
一寸ズレたら刺さるよね?
「…危なっ」
?「…居たのか」
上から声が降ってきた
それと同時に、隣に誰かが降り立った
…否『誰か』なんて云ってるけどもう誰かなんて判ってるからね
「やぁ 龍君」
芥「あぁ」
これは安心して良いのかな…
駄目かな…
…今思ったけどさ、龍君私相手だと少し愛想良くなるんだよね
今だって私が軽く手を振ったら龍君も少しだけ手振ってくれたし
……なんかこういうのって嬉しいよね
判る?
ザ ザザァー
ノイズ音が鳴る
『…さ、揃ったところで早速お題に入ろうか
今回はね【ロシアンルーレット】』
「え、はぁ!?」
何でそんな事を…!
『うふっ
これで最期なんだから、別に良いでしょ?
じゃ、頑張ってね♡』
ブツッ
マイクが切れた音と共に、ガシャンと銃が降ってきた
私はその銃を手に取った
御丁寧に弾がちゃんと入っている
芥「…ろしあんるーれっと、とは何だ」
…知らないのか
太宰さんのスパルタ教育には無かったんだね
「…銃に一つ弾を込めて、それを自分の頭につけて引き金を引く遊戯」
芥「…先刻の女は僕らが死ぬ事を望んでいるらしいな」
「らしいね
こんな自 殺まがいの事する気無かったんだけど…」
やる以外に選択肢ないし、仕方ないね
私は銃を後ろ手に隠し、弾倉を音を立てないように回しながら、龍君からそっと離れた
龍君は私が少し離れた事に疑問を持っては居るようだけど、何をしようとしてるかは判っていないらしい
弾倉を止めて、自分の頭に銃口を向ける
引き金に指を掛けた
芥「待て!」
そこで漸く理解出来たらしく、龍君が怒鳴って私の方に走ってきた
私はそれに構わず引き金を引いた
パァン
銃声が鳴り響いた
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薊(プロフ) - あ… 済みません 間違いです 忘れてました 夜までには全部直しておきます コメントありがとうございます! (2019年6月24日 7時) (レス) id: 449bdc9a82 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - すみません!芥川君の呼び方が、龍君から芥川君には戻っているのですが、これは間違いでしょうか? (2019年6月24日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薊 | 作成日時:2019年1月30日 19時