闇の蒼姫 (文豪ストレイドッグス) (ページ41)

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三十五話ページ41

「私の過去はこれで終わり… もう十分でしょう私はポートマフィアに戻るから」

太・虎「「……(どうしよう想像以上に可哀想…)」」

「？どうかしたの？」

太「なんか…ごめん…」

「？何がですか？」

太「いや､君の扱い酷かったからさ…」

言葉は痛かったけど…別に

「あれ位大丈夫ですよそれに､折檻しなかったじゃないですか」

虎「君､折檻された事あるの…？」

矢張り人虎もされたんだね

「うんあれ痛いんだよね」

虎「判ります！特に三日目が…」

「ああ確かにねあれは痛かった」

太「そこで盛り上がらないで！それと折檻って？」

普通知らないか

「えっと､熱した火かき棒を躰に当てられるんですよ」

太「…ごめん…」

？何で謝られたの私？

「まぁいっか！私帰るから」

太「それは駄目」

何で？

虎「ねえ､どうしてそんなに辛い事を普通に話せるの？」

「思い出したくないから云わなかったでも､何時かは云う羽目になるなら早く云った方がいいでしょ」

きっと盗聴器で首領も聞いてるだろうし…

太「一つ気になって居たのだけどね見た人が石みたいになるってどういう事だい？」

「そのままですよだから人の目を見ないんですよ私はまぁ偶になので大丈夫だと思います」

太「よし！決めた！ Aを探偵社に入れる！」

「・・・はあ？」

虎「ええええっ！何言ってるんですか太宰さん！」

太「別にいいだろう？可哀想って思ったんなら」

虎「うっで…でも」

「私探偵社になんて入りませんからね！」

太宰「ん？なんか云った？」黒笑

ﾋﾞｸｯ
「ごめんなさい」

虎「ええっ」

太宰さん怖い…

「私は帰りますから！」

無理矢理手を伸ばして双剣を取った

虎「えっ！」

剣で拘束具を斬った

そして逃げようとした

行成人虎に抱き竦められた

「ッ！離せっ！」

虎「逃げるから駄目っ！」

ｲﾗｯ
「別にいいでしょう！！」

私は怒鳴った

ｸﾞﾗｯ
「あ…れ…？」

目の前が歪んだ

虎「！？どうしたの？！」

最後に聞こえたのは人虎の狼狽えた声だった