闇の蒼姫 (文豪ストレイドッグス) (ページ31)

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二十九話ページ31

谷「二人同時でも良いのか？」

モ「勿論よろしくってよお遊戯はみんなの方が楽しいもの

「私も一緒にやるからね」

虎「！戦えるのか？」

「勿論」

私の事戦えないと思ってたの？

モ「一応お断りしておきますけど部屋の中では暴力は禁止よこの部屋の中にあるものは傷つけたり壊したりできないようになってますから準備はよろしくて？」

谷「ああ」

「うん」

鍵を取った＿
瞬間､アンに捕まった

谷・虎・A「！」

モ「ひとりめ捕まえた☆」

谷崎が扉の中に入れられた

速い…でも
「まだ遅い」ﾎﾞｿｯ

モ「またお友達が増えちゃったわ！嬉しいわねアンなあに？まだ欲しいの？それじゃあ…」

アンは私達に飛び掛ってきた

人虎は上に､私は下に逃げた

モ「！」

…邪魔

アンは奇声を上げながら人虎に飛び掛っていった

「首領､切り刻んでいいですか？」ﾎﾞｿｯ

森「駄目だよ我慢して」ﾎﾞｿｯ

「分かりました…」

モ「すごいすごい軽業師みたい！もっとみたいわ！何て力強くて便利な異能なんでしょうさぞ幼少から皆にちやほやされたに違いないわ」

虎「…」

モ「貴方元孤児なのですってねあたしも孤児院育ちなのとても寒い所よ凍ったみたいな水で一日雑巾がけをした後は何日も指の痛みか取れなかったわ」

人虎はやった事有るみたいだ

…自分だけ辛かったなんて思わないでよね

モ「それにあたしの異能はこんなだから皆から気味悪がられちゃって貴方がさらわれた時探偵社は必死に捜したようね素敵だわきっと貴方が良い異能を持ってるからね」

虎「僕は…」

モ「あたしも異能を買われて組合に拾われたのけど組合は失敗を許さないわ今回の作戦をしくじったら汚れた紙ナプキンみたいに捨てられるそしたらまた独りよそんなのって信じられる？
ねえなぜ貴方なの？なぜあたしではないの？
不公平よ貴方もあたしの気持ちを思い知るべきだわこの部屋の中で永遠にね」

ｸｽｸｽ
ああ可笑しい

モ「なぜ笑っているの」

「失敗したら捨てられる…常識でしょう？」

モ「！」

その間に人虎が扉を開ける…

森「少年！危ない！」

虎「え？！？」

鍵が人虎の喉を切り裂こうとした

モ「あら大事な鍵をこんな風に扱って孤児院の先生に叱られるわ」

虎「鍵でドアを開けたら勝ちじゃあないのか！」

モ「そうよ開けられればねこんな鍵をどう使うのかあたしにも見当がつかないけど」

「いい性格してるじゃない」

…切り刻みたい