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二十四話 ページ26
落ち着いた…けど
私何で敵の前で泣いてるんだ
あぁ恥ずかしい…
虎「えっと､落ち着いた？」
「あぁ､うん ごめんなさい みっともない所見せたね」
虎「何かあったの？」
「…何も無いよ」
虎「あ！はい袋！」
「！これは！」
虎「忘れてたから…」
良かった
首領に怒られずに済む
「えっと､ありがとう 優しくしてくれて じゃあね」
ﾊﾟｼｯ
虎「待って！」
腕を掴まれた
「何？」
虎「僕､君に聞きたい事が有るんだ」
「？」
虎「君はどうして鏡花ちゃんに爆弾を巻いたりさせたの？」
「？私はただ命令をポートマフィアにとって一番害のない方法で遂行しているだけだよ？」
虎「でも､危ないよ」
「あの爆弾は鏡花がスイッチを渡さなければ良かったのに､渡してしまうから爆発しただけの事 普通でしょう これくらい」
虎「！人の命を何だと思ってるんだ！」
「弱者に身の振りを決める権利は無い 弱ければ何も出来ない」
虎「だからってそれはおかしい！」
「如何して？ 私はそうだったよ？」
虎「それでも＿」
「もういいよ 私は帰るから 離して」
人虎は腕を離してくれた
歩いて本部に帰った
何が可笑しかったのか理解出来ないまま
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作者名：薊 | 作成日時：2018年4月1日 21時
