思い立ったが吉日 ページ40
「いいんだ、別に。お前たちがそういう関係だってのは」
事務所につくと、案外社長も適当な感じだった。
軽いノリでお前らそんな関係だったのな、とかってニヤニヤしたりしてたし。
「ただ……いや、お前たちのことは信じてるんだがな？ただ……」
「なんですか、はっきり言ってくださいよ」
ただ、ただ、と、もったいぶる社長にわたしは催促をした。
「いや、いざお前たちが、なにかの、なにかの拍子でだぞ？そんなことはないと思うが、別れたりしたら、そっちの方が面倒だと思ってな」
そういうことか。
なるほど言い出しにくいわけだ。
「まあ、なにがあるかわかりませんしね。ねえ？」
「そうだろうな。俺たちも未来永劫一生仲良くしてられるかわかんねえし？」
なんだお前らサバサバしすぎだろ。
社長に突っ込まれるけれど、いつもこんな調子だからなぁ。
「でも社長、」
達央が喋り出した。
「俺たちがなにか形として2人でやってくってのを表現できたらいいんですよね」
「んまぁ、そういうことだわな」
「……わかりました。続き、また明日話していいですか？」
達央によってトントンと進められる話。
ちょっと待ってわたしついていけてない。
「ちょ…っ。今日話つけようって言ったじゃん」
「大丈夫だろ、明日でも」
「や、だから、できるだけはやくって…」
「いーから、明日ぜってぇ話つけるから。じゃ、俺たちはこのあと用があるんで。今日は失礼します」
は！？
なに勝手に決めてんの！？
しかも用って何！？
「ちょっと…！？」
「とりあえずお前はいまから俺と用があるの。ついてこい」
手首をガッチリと捕まれ引っ張られる。
意味がわからない…なにがしたいの？
こっちは時間がないのに…。
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真涼(プロフ) - はじめまして！2828しながら読ませて貰いました！！違ったら申しわけないんですけど、9話のタイトルって月明かりのDEARESTですか？違ったらごめんなさい！ (2016年10月29日 1時) (
レス) id: 1591b20bb7 (このIDを非表示/違反報告)
すくた(プロフ) - がまずみさん» ありがとうございます！！！読者様のにやにやを作り出せたのなら頑張った甲斐があります(よくわからないこと言い始めた)次の作品のアンケートがあるのでまだでしたらぜひお願いします！！！ (2015年7月28日 21時) (レス) id: c703716f22 (このIDを非表示/違反報告)
すくた(プロフ) - 美風薫さん» ありがとうございます！！！読者の皆様のおかげで完結までやってこれました！！こちらこそこれからもよろしくしていただければ幸いです！！！！ (2015年7月28日 21時) (レス) id: c703716f22 (このIDを非表示/違反報告)
がまずみ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!毎回楽しみでにやにやしながら拝見させて頂いてました笑次の作品楽しみにしてます！頑張ってください!! (2015年7月28日 18時) (レス) id: 34bae0cedc (このIDを非表示/違反報告)
美風薫(プロフ) - 完結おめでとうございます！！ 素敵なお話ありがとうございました！ これからも頑張って下さい！！ (2015年7月28日 14時) (レス) id: d06a5e1ecf (このIDを非表示/違反報告)
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