忘れなきゃ、忘れられない、忘れたくない ページ12
1日分の仕事を片付けたわたしは、少し時間が余ったので事務所のまえのカフェで1人でお茶をしていた。
「ここからだったら事務所も見えるし、達央がきたら気づけるでしょ」
あ、また達央って…
だめだな、鈴木さんだよ、彼は。
もうビジネスライクな仲なんだし…。
「声優…なったんだ、鈴木さんは」
日本ナレーション演技研究所の名古屋校で知り合った私たち。
高校を1年で中退した鈴木さんと違い、私は高校入学と同時に日ナレに通いはじめたから鈴木さんの一つ下。
出会ってたしか、半年が過ぎた頃。
鈴木さんがわたしに告白をしてくれた。
正直、一目見た時から惹かれていたから、何も考えずOKしていて。
幸せな日々がまっててくれるなんてのは甘い考えだった。
だって、わたしの家は_______
ｺﾝｺﾝ
わ、なんか勝手に回想してた…
叩かれたカフェ窓の向こうをみると
『よ、』
窓越しだから声は聞こえないけれど多分こう言ってる。
ていうか、はやいな。
まだ18:00だぞ。
あれ、鈴木さんなんか言ってる…？
『中入る』
、かな…？
あっていたようで、鈴木さんはわたしの席の向かい側に座った。
「はえぇな」
「鈴木さんこそ、お仕事、早く終わったんですか？」
「いや、予定通りだけど、Aが時間かかるかと思って」
あ、俺ブラックで。
名前…呼ばないでよ…。
達央の口からでた“A”という響きに頭をかき乱される。
忘れたい。
忘れられない。
忘れたくない、思い出。
流れに身を任せて小説かいてるとだんだん行き詰まってくる((→←お知らせるんるん
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真涼(プロフ) - はじめまして！2828しながら読ませて貰いました！！違ったら申しわけないんですけど、9話のタイトルって月明かりのDEARESTですか？違ったらごめんなさい！ (2016年10月29日 1時) (
レス) id: 1591b20bb7 (このIDを非表示/違反報告)
すくた(プロフ) - がまずみさん» ありがとうございます！！！読者様のにやにやを作り出せたのなら頑張った甲斐があります(よくわからないこと言い始めた)次の作品のアンケートがあるのでまだでしたらぜひお願いします！！！ (2015年7月28日 21時) (レス) id: c703716f22 (このIDを非表示/違反報告)
すくた(プロフ) - 美風薫さん» ありがとうございます！！！読者の皆様のおかげで完結までやってこれました！！こちらこそこれからもよろしくしていただければ幸いです！！！！ (2015年7月28日 21時) (レス) id: c703716f22 (このIDを非表示/違反報告)
がまずみ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!毎回楽しみでにやにやしながら拝見させて頂いてました笑次の作品楽しみにしてます！頑張ってください!! (2015年7月28日 18時) (レス) id: 34bae0cedc (このIDを非表示/違反報告)
美風薫(プロフ) - 完結おめでとうございます！！ 素敵なお話ありがとうございました！ これからも頑張って下さい！！ (2015年7月28日 14時) (レス) id: d06a5e1ecf (このIDを非表示/違反報告)
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