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寮生活のお話３ ページ21

Aside




今日はとっても落ち込んでいる

初めてのドラマの撮影で、何回も撮り直しをしてしまい
共演者に迷惑をかけてしまった。。


マネージャーにはそういう事もある、切り替えろと言われ
寮に到着した。



A「……つかれたな……みんな寝たよな」



ここ数日、撮影が続いていて
朝早く家を出て、夜中に帰ってくる日々が続いていて
メンバーにもろくに会えないでいた


A「………………今日のは結構くるなあ……」


1人なのをいい事に愚痴を言葉に出してみる
そうしないと崩れそうだった



樹「……Aさん？今帰りですか」


A「ああ！樹くん！ごめんね、うるさかったかな」


樹「いや、電気ついてたから消そうと思って、」


A「ごめんごめん、すぐ寝るね」


そう言って樹くんの横を通り過ぎようとした



樹「Aさん、無理してますよね。俺の前では
そうやって無理に元気にならなくていいです」


A「…無理なんかしてないよ！気のせい！ほら、早く部屋いこう、」


樹「バレバレです、怒りますよ、その無理な笑い方続けると」


A「……ごめんなさい…今日撮影ダメダメでさ…」


樹「俺を居ないものだと思って愚痴ってください。顔も見えてないんで」


樹くんはそう言って抱きしめてきた


A「……ごめん。周りの人大御所しかいなくて、
ずっと気張ってて、、
その上いっぱいミスしちゃって迷惑かけちゃった……」


そう言いながら泣いてしまった。。


樹「まじで、頑張りすぎです。
朝起きるの苦手なAさんが朝早くに起きて
仕事行ってるのでも偉いのにきっとAさんの事だから
色々な人に気遣って色々行動してるのもわかりますよ。
周りの方々も気付いてるはずです。ちょっとくらい
気抜いても大丈夫ですよ。何かあったらすぐ連絡してください。
駆け付けるんで」



A「……ぐすっ……樹くん……ありがとう」




疲れもあったのか、そのまま寝てしまったようでその後の
記憶が無い…







▼


樹「……あれ？Aさん？」


A「……すー」


樹「まじかよ、、ベッド連れてくか」

樹「っしょ。おやすみなさい」

そう言って樹が布団をかけ離れようとしたら

A「……いかないで、、」

Aが寝ぼけて樹の腕を掴んだ

樹「……今日だけですよ」

そう呟いてAの布団に入った樹であった

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