推し恋

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Aside



？？｢ねえ、待って｣



誰かに腕を掴まれた







A｢……なんですか、健太さん｣



健太｢ごめん、言いすぎた｣


A｢言っておきますけど、こっちだって
プライベートの健太になんて興味無いですし
あくまで、芸能人の神谷健太が好きなだけなんで
そりゃあ、健太のこと追いかけてたらいつまでも
彼氏出来ないし？！でもそれがオタクだし
楽しいんで｣


A｢今日会ったことは別に何処にも言わないですし
安心してください、では｣



健太｢待てって、｣


A｢待ちません、お疲れ様です｣


健太｢ねえごめんて｣


A｢…着いてこないでください！｣



なんで…！？なんで推しと夜に追いかけっこしてるの！？




健太｢捕まえた、家まで送る｣


A｢家知られたくないです｣


健太｢いいから、陣さんに怒られる｣


A｢……怒りそう｣


健太｢でしょ？送らせて｣


A｢……お言葉に甘えて｣




推しが隣で歩いてる……
あんな事言ったのに心は正直で
いつもの帰り道に
隣に推しが居るだけで世界が違って見える



でも絶対どうにかなってはいけない、
なるはずないけど





あと５分だけ……夢を見させてください





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