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次の日熱を出した

知恵熱だ、理由は分かる

思っていたよりも昨日の心労は大きかったみたい

日中は何も考えずに寝た

そしたら夢を見た、

昔の、小学生くらい





Aと2人で歩いてたら

「お前ら姉弟のくせにほんと似てねえのな」

その頃、俺は家族に自分だけ似てなくて悩んでいた

Aの垂れた優しそうな目

俺は持ってない

子供の単なる言葉だけど小さい俺が傷付くのには十分だった

そしたらAは俺の手を握って

「似てないけど私の大事な弟だもん!」

懐かしいな

だけど、とても恋しい





目が覚めたらAが学校から帰ってきてた

「テヒョン大丈夫?ゼリー買ったけど食べる?」

『うん、食べるよありがとう』

ちゃっかり自分の分まで買ってたようで一緒に食べる

「じゃあ夕飯できたらまた呼ぶから
それまで休んでて」

部屋を出ようとするA

『ねえ』

「ん?何?」

『俺が眠るまで手を握ってほしい』

「ふふっ
甘えん坊なんだから、いいよ」

子供体温で温かい手、昔と同じ

ちょっと弱ってるからこれくらいいいでしょ

このまま

時が止まればいいのに

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作者名:麦茶 | 作成日時:2018年3月28日 23時

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