番外編1-3 ページ30
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その頃に彼女と同じ講義を取ってることに気付いた
気付くの遅いと思うけどしょうがない
なんせあの子は目立つような子ではない
休日にサークルがある日があった
昼くらいにサークル棟の方来たら
テニスコートから声が聞こえたから行ってみたら
いつも周りが蛍光の黄色や原色の青など派手なジャージでテニスしてる中、
紺とか水色と控えめな色のジャージの彼女が
派手な赤のユニフォーム着てテニスしてた
多分試合だったんだと思う
いつもと違うギャップにちょっとドキッとした
僕もサークルあるからコートを後にしたんだけど
夕方、夜になる手前に
忘れ物に気付いてサークル棟に戻ったら
試合は終わったみたいでテニスコートの方は静かだった
でも部屋は灯りが点いてるからあの子はいるんだろうなって思って覗いたら
1人で涙を流しながら床を掃いていた
負けちゃったんだなと、
でも僕は友達でも何でもないから声掛けたりはしなかった
泣いてるとこ見られたくないだろうと思い
僕は帰ろうとしたら
「あーやんなっちゃう！
やってられない！」
突然大きい声で言いだしたからびっくりした
「もうかーえろ！」
いつもちゃんと掃除してるのに急に雑になりだしたからウケた
あの子は明日になったら泣いたのも隠して先輩とまたヘラヘラ話すのかなと思ってたら
もっとあの子のこと知りたいと思った
もっと近くで見たいと思った
それから何度かサークル後に声掛けようと思ったけど
夜暗いときに突然知らない奴が話しかけたら怖いだろうと思って無理だった
こうして何度かチャンス？話す機会を逃して
このままじゃずっと話せないと思って
もう何とでもなれ！って気持ちで半ばヤケであの子に声掛けることになるのだった
『Aちゃん？だよね？
ちょっといいかな？』
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麦茶(プロフ) - harukaさん» ありがとうございます嬉しいです (2018年3月22日 12時) (
レス) id: 8c19f54494 (このIDを非表示/違反報告)
haruka - こういう話大好きです！！！更新楽しみにしてますね！！頑張ってください！！！ (2018年3月21日 23時) (レス) id: 86ca7b35ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦茶 | 作成日時：2018年3月14日 23時
