ピンクのルージュ ar→hk ページ17
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｢でさ、薮がさ〜｣
｢はは、それは楽しそうじゃん。
いいな俺も誘ってよ〜｣
｢えぇ、大ちゃんはほらうるせーなからさ？｣
｢いやいやそれ酷くね？｣
2人で出させて頂いてるバラエティの楽屋
口を開けば薮くんの名前ばっかりをだすヒカ
別にそれは昔からだし、きっとふたりはメンバーが思ってるよりうんと大人の関係なのだ
…と、片想いをこじらせた俺は思ってるけど
｢大ちゃんは？クリスマスの予定は？｣
｢はー？
メンバーとドームツアーに決まってんだろ！｣
｢はは、そうだったそうだった｣
これで良い、ヒカが笑ってくれるなら
俺はその笑顔が見れたらそれだけでいい
だって、俺にヒカが笑って
"大ちゃんにはどんな事でも話せる"
って言ってくれたから
ソレが俺にとってどんだけ残酷な言葉かを
ヒカは気づいてないだろうけど
この笑顔をそばで見れて
少しだけメンバーより一緒に過ごせる日があることだけで俺は満足だから
例え、恋人という形じゃなくても
メンバーの中で一番…薮くんの次くらいにヒカのそばにいれたら…と俺はまた自分に嘘をつく
＿＿＿＿＿＿＿＿
｢へへあのね、｣
｢あー、それな｣
ほら、俺がどんだけほかのメンバーより週に一度二人の時間を持てるからって
やはり薮くんには適わない
どれだけ俺がヒカことを追いかけて追いかけて
やっと見えたその背中の端すら横にいる薮くんが支えてしまう
それを見る度に
1回だけ…いや、もうこの際嘘でもなんでも良いから
ヒカから"好きだよ"と言われてみたい
その時のヒカは少し照れた顔をしながら
俯き加減で八重歯を覗かせて…
それはきっとたまらなく幸せで
それはきっとたまらなく温かいのだろう
…なーんて
たまたま隣でイチャイチャを繰り広げてる
知 念と高木に
｢あーあ、いいなリア充はよ〜｣
そうヤジを飛ばせば
｢もぉ大貴には僕と雄也のこと関係ないじゃん｣
と、俺から見ても可愛いぷく顔で知 念が反発してくる
…お前に言ってねーよ。と心で悪態をつきながら
薮くんになりたい、と
叶いもしないことをおもったりするのだ
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ゆみ(プロフ) - はじめまして♪くじらさんだから描ける明るいだけじゃない、苦かったり酸っぱかったり、リアルなオレンジがとても共感出来て面白く拝読いたしました。次はどの色のお話なのかとても楽しみです(^^) (2019年1月16日 14時) (
レス) id: b1371ccaed (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - とっても素敵なお話ですね~！次のお話が楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年12月15日 23時) (レス) id: 31e5093717 (このIDを非表示/違反報告)
yuria(プロフ) - くじらさんの最新作凄く好きです！いつも作品楽しく拝見させて頂いてます！これからも続き気になるので更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年12月15日 22時) (レス) id: 30859cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くじら
| 作成日時：2018年12月15日 22時
