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一年前________
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ゆうとと侑 李が付き合って数年
俺らが3人で過ごすようになって2年がたっていた
いつも通り3人で飯を食べて
じゃあね。と先にゆうとが帰った
明日のバイトが早いからと言う理由で
走るゆうとを見送るとぼーっと立ちすくむ知 念
「知 念は?帰んないの?」
そう声をかけると
今にも泣きそうな声で
「…相談したいこと…あるんだけど…」
そう言われた
そこから場所を居酒屋に移して
知 念の相談に耳を傾ける
「…だから、僕どうしたらいいか…」
「あー、でも、ゆうとはそんな気ないんだろ?」
その内容は元○○○と最近頻繁に連絡をとってること
"ちぃちゃんの、誕プレをさ決めかねてて…
聞いてるんだね〜"
と、俺はゆうとから理由を既に聞いていたけど
それを今ここで言ってしまう訳にもいかないし
なにより俺はゆうとに知 念を紹介されたあの日から、恋に落ちているのだ
言っちゃ悪いが絶好のチャンスなわけで
それを逃すほど俺は優しくもなければ
人間ができてる訳でもない
「なら、仕返ししてやれば?」
「仕返し?」
「そうだな、たとえば…俺に抱かれるとか?」
乗ってこないと思っていた
なんだかんだ言って知 念はゆうとが好きだから
でも
「……大貴の家…連れてって」
目に水の膜を貼りながらそう言われ
俺らは直ぐに店をあとにした
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ゆみ(プロフ) - はじめまして♪くじらさんだから描ける明るいだけじゃない、苦かったり酸っぱかったり、リアルなオレンジがとても共感出来て面白く拝読いたしました。次はどの色のお話なのかとても楽しみです(^^) (2019年1月16日 14時) (レス) id: b1371ccaed (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - とっても素敵なお話ですね~!次のお話が楽しみです!更新頑張ってください! (2018年12月15日 23時) (レス) id: 31e5093717 (このIDを非表示/違反報告)
yuria(プロフ) - くじらさんの最新作凄く好きです!いつも作品楽しく拝見させて頂いてます!これからも続き気になるので更新頑張って下さい!応援してます! (2018年12月15日 22時) (レス) id: 30859cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くじら | 作成日時:2018年12月15日 22時