彦星はたかぎぃ in ページ20
俺が高木のことを
雄也と呼ぶのはもっぱら組み敷かれてる時
俺が高木のことを
たかぎと呼ぶのはふざけてる時と恥ずかしい時
そして…
今のように機嫌が悪い時である
「触んな、」
「もー、伊野尾くん…」
「たかぎなんてしらね、」
ぎを強調して呼べば明らかに顔色を変える高木
「…あっそ…」
バタンといつもより大きく音を立てて閉まる扉
はぁとため息が出る
喧嘩の発端は今日の予定を話していた時の高木の元○○○発言
「じゃあここに星見に行く?」
「えー、でもこっちは曇ってんじゃん」
「大丈夫前行った時は晴れてたから」
「…それって元○○○?」
「え、あー……うん」
否定されるとは思ってもなかったけど
肯定されるとも思ってなかったわけで
「…ふーん…」
そう平然を装った自分の声は半端なく低かった
そして振り出しに戻るわけだけど…
なにこれ、俺が悪いわけ?
まぁあいつはたしかに恋多き男だけど
なんだよ…せっかく七夕にオフがかぶったのに
別にロマンチストの山田みたいに
星のプレゼントとかそんなことは望んでない
ただなんとなく高木と特別な時間を過ごせればそれで良いのに
「これじゃあむちゃくちゃじゃんか…」
あーあ、織姫さんやーい
願いが叶うっていうなら今すぐ叶えてくれよ
高木と仲直りできるって
ぐぅぅぅ〜…
このタイミングでお腹が鳴るのは仕方ない
だってお昼を食べに行く話からそうなったのだ
とりあえずお腹を満たそうと真実の扉を開ける
「…ちょ。びっくりしたぁ、」
「…ご飯食べいこ…」
あ、しっぽと耳が見える…
「あー…うん、」
「…さっきは大きい音出してごめん」
「べつに…」
「確かに元○○○とは行ったけど…すごい綺麗だったから、伊野尾くんにも見せたかっただけなんだ…不快な思いさせてごめんね」
「…うん、」
「でもホントに綺麗だから…一緒に行ってくれませんか?」
「…仕方ないなぁ…」
高木は優しくて俺に甘い
でもね、俺も高木激甘なんだよ?
だってこんなにも早く許せるなんて…
あ…もしかして織姫さん?
えー、願い取り消し取り消し!
ほんとのお願いはね
「どしたのニコニコして」
「んー内緒、ほら高木早く行こ、お腹ペコペコ」
"高木とずーっといっしょにいれますように"
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いわし - 完結おめでとうございます!この「大好きだってば」が連載されている間は、毎日ワクワクして更新されているといつもキュンキュンしてました!終わってしまうのは寂しいですが、新しい作品を楽しみにしています!!本当に今までありがとうございました!! (2018年8月7日 15時) (レス) id: ae19949072 (このIDを非表示/違反報告)
侑葉(プロフ) - 完結おめでとうございます。終始めっちゃきゅんきゅんしました 笑笑 完結なんて寂しいです (2018年8月7日 7時) (レス) id: e04bce508f (このIDを非表示/違反報告)
天ぷら(プロフ) - この作品を読んでるとふわ〜と幸せな気持ちになります!これからも更新頑張ってください! (2018年7月25日 21時) (レス) id: 0ee6887196 (このIDを非表示/違反報告)
うー - すごくほのぼの甘々していて、毎日癒されます。これからもお身体に気をつけて頑張って下さい! (2018年7月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 72efd30a70 (このIDを非表示/違反報告)
ありやまは世界の幸せを造ってる - ヤバい、、、好きなヤツだ、、、もぅどっちのカップルもがんばれ!更新楽しみに待ってます! (2018年7月7日 21時) (レス) id: 6367b68cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くじら | 作成日時:2018年7月5日 20時