熱 ページ8
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今日は朝から少し体調が悪かった。熱がありそうな予感はしたけれど、本当に熱があったら余計に気怠くなりそうで測らなかった。みんなにも迷惑をかけるわけにはいかないと思って黙っていた。
リノオッパとリクスとジニは別の撮影で、後から合流するとのことで。
HN「ねぇヌナ、本当に大丈夫なの？さっきより顔色悪いよ。」
『大丈夫だよハニ、心配しないで。』
ハニとはリノオッパの次くらいに一緒に過ごすことが多い。私たちは曲を作り終えた時に一旦聞きあってみたり、ゲームしたり、距離感バカな子で顔が近付くことも多い。そんなハニだから現場入りした時から私の異変に気が付いていた。
あともう少しでリノオッパたちが来る。それまでの辛抱だ。本当は熱が上がった気もしてかなりキツいけど、弱音を吐くわけにはいかない。
「ココさん、ソロショット終了です！」
『ありがとうございました。』
あ、ヤバいと思った。無事に撮影が終わった安心感で、足元がふらつく。このままじゃ、倒れちゃう………
SM「ヌナ！！」
『すんみな………』
SM「あっつ、ヌナこれ絶対熱あるよ。」
『大丈夫だよ。』
SM「は？大丈夫じゃないでしょ、なんでこんな時まで強がってんの」
『まだこの後作業しなきゃいけないから。』
SM「ちょっと待ってよ、この熱で仕事する気？」
ふらついただけ、まだ歩ける。そう思って大丈夫だと微笑んでみたけれど、スンミニは怒ってしまった。いつもは年上の私にこんなに本気でキレることなんて滅多にないのに。
スンミニが怒っている声を聞きつけたのか、撮影を終えたチャニオッパとチャンビニとハニ、たった今カメラマンさんにお辞儀をしていたイエニが心配そうな顔をしてこちらに駆け寄ってきた。
HN「ヌナ大丈夫！？」
CB「そんなに怒ってどうしたんだよ、スンミナ。」
SM「ヌナ、体調悪いみたいで、熱あるのにこの後まだ仕事する気なんだよ。」
BC「A、少し触るよ。………あついな、とりあえず熱計って。」
チャニオッパの瞳にわずかな怒りが見えた。高熱だったら体調が悪いのに黙ってたこと、怒られちゃうかもな。なんて頭の中は少し冷静だった。
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うおおお - めっちゃ好きですほんとにこの作品大好きですがんばってくださいうおおおおお (1月20日 21時) (
レス) id: a7e6947a9b (このIDを非表示/違反報告)
Lee - 作品とっても面白いです！これからも頑張ってください！応援しています！ (1月17日 21時) (レス) @page20 id: 68b5a79181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百合姫 | 作成日時：2024年1月4日 16時
