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Lee Know side
LK「A、もうすぐ病院着くよ。」
黙っているだけでも呼吸するだけでゼェゼェと喘鳴がひどく、声を出すことすら難しくなってしまっている。俺の言葉にAは縦に頷いた。
この子はどうやって人を頼ればいいのか分かっていないんだ。だからいつもどんなことだって一人で抱え込んでしまう。今回もそうだ。俺とリクスとヒョンジニはその場にいなかったから知らなかったけれど、朝から体調が悪いのに黙っていたらしく、チャニヒョンにこっぴどく怒られていた。それがどうだ。宿舎に連れて帰ってくると、俺に引っ付いて離れてくれなかったのだ。
『やだ………いかないで、』
LK「どこにも行かないよ。水取ってくるだけだから。」
『いらない。オッパが隣にいてくれたらいいの。』
そう、こんな風に。
LK「今日は随分素直じゃん。いつもそれくらい素直ならいいのに。」
『素直じゃない私はやだ？』
LK「ううん、やじゃない。素直になれないAも可愛いよ。」
『…………可愛いとか、そういうの誰にでも言うの？』
LK「誰にでも言わないよ。Aだから言ってるの。」
『そうやってすぐ思わせぶりする。』
LK「思わせぶりって？俺は事実を言ってるだけだけど？」
『気がないのにそんな風に言うのは思わせぶりだよ。』
LK「え？」
『………オッパ、すき、』
LK「は？？？」
眠気の限界だったのか、彼女はそのまま寝てしまい、俺は数分の間悶々としていた。今の好きはいつも言うような好きじゃなくて、そういう……男として好きだってことだよね？体調良くなったら絶対問いただしてやる。覚えてないとか言われたら、まぁそれはその時に考える。
俺とAはスキズになる前のバックダンサー時代からよく一緒にいる仲で、ずっと好きだった。今のようにSTAYから恋人と呼ばれるようにAに接していたのだってわざと。何故かって？意識されたいからだよ。
『オッパ………しんどい、』
次に目が覚めたAはかなりの高熱で、只事じゃないと思った。なんでも我慢するあのAが俺にしんどいと泣きついてきたんだから相当だろう。この子はあまり身体が強い方ではない。
バックダンサーの時もこんなことがあったな、あまり思い出したくはない話だ。とにかくこのままではAが危ないので、すぐに救急車を呼ぶことにして、リーダーには話を通さないといけないため、チャニヒョンの元へ向かった。
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うおおお - めっちゃ好きですほんとにこの作品大好きですがんばってくださいうおおおおお (1月20日 21時) (
レス) id: a7e6947a9b (このIDを非表示/違反報告)
Lee - 作品とっても面白いです！これからも頑張ってください！応援しています！ (1月17日 21時) (レス) @page20 id: 68b5a79181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百合姫 | 作成日時：2024年1月4日 16時
