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紫耀side
神『廉のこと、頼むな。あ、でもお前もあんま無理すんな。俺ら明日の朝一ですぐ行くからさ。』
「うん。」
岸『ちゃんと寝ろよ。廉にもそう言っといて。』
「分かった。じゃあ。」
-
-
「岸くんとジン、明日来てくれるってさ。」
廉「……。」
向かいのベッドに腰掛けて
ボーッとしてる廉に
努めて明るめに声をかける
「廉?」
廉「…寒、かったよな…海人…」
「……ぇ?」
廉「…めっちゃ、寒かったやろな…っ…」
あ、そっか
そうだよな
低体温症って聞いたら
そりゃやっぱそこ気にするよな…
「まぁ…な。でも、それはお前のせいじゃないから。」
廉「……っ。」
「大丈夫、助かったんだから喜んでやろ?お前がそんな顔してたら海人が泣くぞ。」
廉「……。」
「ん、ほらシャワー浴びてこいよ。ちゃんと休まねぇと今度は廉が倒れる。」
廉「……ぅん。」
ずっと握ってた海人の上着を
廉の手からそっと受け取った
-
-
翌朝
支度を済ませてすぐ、俺たちは海人のいる病院へ急いだ
マネージャーによると
深夜に意識は戻ったらしく
特に他に異常もなかったらしい
エントランスに着くと
ほぼ同時に、岸くんとジンも到着した
2人は昨日の仕事終わりにそのまま車で夜通しこっちに向かってくれたみたい
2人の姿を見て
俺はまた、鼻の奥がツンとした
看「こちらです。どうぞ。」
案内された部屋に入ると…
海「あっ…おはよぉ…」
予想外に、ガッツリ起きてる海人に出迎えられた
岸「え…なんか、すごい元気そうなんですけど…」
海「…あは、笑 元気です…ごめん。」
神「思ってたのと違うんだけど…」
海「…うん、そうよね…やり直す…?」
神「いや笑 なんでよ笑」
あまりにも想像とちがう再会に
声が出ない…
と
フラッ…
「…おっ…と、」
岸「廉っ…!」
マ「おぉ、大丈夫か?」
隣にいた廉の体が急にフラッと傾き
キャッチした俺の体に沿うように
そのまま床へ座り込んだ
「廉?大丈夫か?」
廉「……っ、」
そして
ポタ…
溜め込んでた涙が
溢れ出した
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うっきー(プロフ) - よろしくお願いしますm(__)m (2021年7月21日 21時) (レス) id: 7309c1df14 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - うっきーさん» ありがとうございます。時間をいただきますが、お応えでからように頑張りますので、それまでしばらくお待ちください。よろしくお願いします! (2021年7月18日 14時) (レス) id: 98fd67c86b (このIDを非表示/違反報告)
うっきー - 事情を聞いて解決するというお話がみたい(?)です!長々となってしまいましたがよろしくお願いします!m(_ _)m (2021年7月18日 13時) (レス) id: 7309c1df14 (このIDを非表示/違反報告)
うっきー - リクエストお願いしてもいいですか?美少年でメンバーがピリピリしていてそんな中で浮所くんが体調悪いのを隠して仕事をして失敗を何度もしてしまいほかのメンバーは浮所くんの体調不良に気づかず当たってしまい浮所くんが出ていってしまった時に、キンプリの紫耀くんが (2021年7月18日 13時) (レス) id: 7309c1df14 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - みみさん» こちらこそ、いつもありがとうございます。本当に、ゆっくりすぎてすいません。そう言っていただけて嬉しいです。これからも楽しんでいただけるように頑張ります。 (2021年7月18日 8時) (レス) id: 98fd67c86b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほるる | 作成日時:2021年1月16日 17時