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K
「今確認してるんですけど…まだ分かんなくて…」
大『そっか…分かった。ごめん、廉に変われる？』
「はい…」
俺は携帯をスピーカーにして、廉に近付けた
「先生、オッケーです。」
大『廉ー？聞こえるかー？」
スピーカーから聞こえる先生の声がエレベーター内に響く
廉「…うん…」
大『ん、聞こえるな？海人から聞いた、凄い経験してんな、お前ら。」
廉「…先生…？」
廉にまでふざける先生に、廉が呼びかけた
大『ん？』
廉「どうしよ…俺…時間が…間に合わへん…」
先生の声を聞いて、我慢してた不安が溢れ出したのか、廉が声を震わせながら話し出した
中.清「廉…」
2人はなかなか見ない廉の姿に、少し戸惑ってる
大『落ち着け、廉。大丈夫、4時間に間に合わへんでも、すぐどうかなるわけやないから。大丈夫。』
廉「でもっ…薬切れたら…またっ…」
大『大丈夫、大丈夫やから、とりあえず深呼吸して、ゆっくり息することだけ考えとけ。な？廉、できるか？』
廉「…う…ん…」
大『さすが。今、座ってるよな？そのまま目閉じて、出来るだけ体冷やさんようにして、ゆっくり深呼吸。ええな？……あ、紫耀おるか？』
廉に一通り指示をした先生が、紫耀を呼んだ
廉はそのまま自分の膝に顔を埋め、両手で自分を包み込むようにして縮こまった
紫「はいっいます！」
大『お前らなら分かってると思うけど、エレベーター出れるまで、どっちか絶対廉の横におって？発作も起きてへんみたいやから、このまま落ち着いて呼吸できたら、大丈夫やと思うから。でも今多分気持ちがかなり不安定になっとるから、気抜いたら息出来んくなって、心拍上がる…そうなると薬が切れた後だとリスクが高まってしまうねん。』
紫「はい…」
大『貧血にも繋がるから、出来るだけ廉が落ち着いて呼吸できるようにそばに付いとってやって？で、できる限りでええから、体冷やさんようにしたってくれるか？』
紫「はい、分かりました！」
大『頼りになるわ、ほんまお前ら。で、エレベーター降りれたらすぐ薬飲ませて、病院来て！』
紫「はいっ！」
大『頼むな？おーい、廉！』
先生がもう一度廉を呼ぶ
その声に廉は顔を少し上げた
大『大丈夫、紫耀も海人もそばにおる。俺も病院で待っとるから。みんな付いてんで？せやから大丈夫。深呼吸。後で会おな？」
そう優しく語りかけた先生は
大『ほな、準備しに行くわ。なんかあったらまた連絡して？』
そう言って電話を切った
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ほるる(プロフ) - yk0u0ypさん» そう言っていただけて、嬉しいです。ありがとうございます。最後まで楽しんでもらえるように頑張りますね！ (2020年3月17日 22時) (
レス) id: 1262312f39 (このIDを非表示/違反報告)
yk0u0yp(プロフ) - 長くなるのは読み手としては大歓迎ですよ！最後まで楽しみにしています。 (2020年3月17日 16時) (レス) id: 93cffbdd8e (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - サンリオさん» サンリオさん、ありがとうございます。何度も読んで頂けるなんて本当に嬉しいです。最後までよろしくお願いします！ (2020年3月5日 23時) (レス) id: 8f17583e90 (このIDを非表示/違反報告)
サンリオ(プロフ) - 1日に何度も読み返してます。続きも楽しみです (2020年3月1日 18時) (レス) id: 2408a5fc04 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - まりさん» まりさん、ありがとうございます！これからも、楽しみにして頂けるように内容も文章もしっかりら考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 (2020年2月29日 10時) (レス) id: d4a1ad85f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2020年2月16日 16時
