＊ ページ38
S
新学期が始まって1週間、夏を制したクラスメイトは、少し見ない間になんか本気で受験生っぽくなってる
え、俺だけ？制さなかったの…
せっかく学校が復活して嬉しかったのに、受験生に囲まれた生活になると思うと、それは話が違う…
海「いや、お前も受験生ですから。」
海人に言ったらそう返された
分かってるっての
まぁ、そんなことよりももうすぐ修学旅行じゃん
みんな、そっちを楽しもうよ
なんて…そんなことを思っていたある日のことだった
最後の修学旅行が、思ってたのとは違う形で心に残るものになる
その始まりは、突然訪れた…
学校が終わり、駅に向かって3人で歩く
海「あ！俺さ、行ってみたい店あるんだよね！紫耀、付いてきてよ！」
もう少しで駅に着くところで、海人が突然そんなことを言い出した
「は？1人で行けよ！」
海「いいじゃん！廉今日病院でしょ？その店病院と同じ駅で降りるからさ、廉が病院n行ってる間に買い物済ませるから！」
廉「あの駅の近くそんな店あったか？」
海「最近できたらしいの！ね？いいでしょ？」
廉「俺は別に…」
海「だから、ついでに紫耀も一緒に行こう！決まり！」
「俺関係なくない？」
海「もう決まりました、どうせ暇でしょ！」
「いや決めんな勝手に。」
はいはいうるさーい、なんていいながら俺は海人に腕を掴まれ、有無を言わさず廉の病院へ向かう側のホームへ連れて行かれた
まったくもう…
でもまぁ、特に用もなかったし、仕方ないか
ホームに着くと、タイミングよく電車が来た
席に座り、どうでもいい話を3人でする
すごくいつも通りだった
海「そういえばさ、こいつめっちゃ育つの。」
そう言って海人が俺たちに見せたのは、廉の薬の時間を測るためにダウンロードした例のアプリ
相変わらず続けてる
「それなんなの結局。」
海「なんかさ、ずっとこの丸いのがでっかくなるだけだったんだけど、最近なんか色変わってきて。」
廉「色？」
海「うん、黒かったのになんか茶色っぽくなってきたんだよね。」
「だからそれなんなの？」
海「知らねーよ。種？」
廉「何のやねん笑」
海「色変わって、花でも咲くのかな。」
「てかその機能いる？」
海「いらないよね…笑」
だんだん海人もこのアプリの謎に気づき始めてるじゃん
でもまぁ、こんなアプリでもエレベーター事件のときは役立ったからな…
そんな話をしてたら、駅について電車が停まった
荷物を持ち、立ち上がる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 521人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほるる(プロフ) - yk0u0ypさん» そう言っていただけて、嬉しいです。ありがとうございます。最後まで楽しんでもらえるように頑張りますね！ (2020年3月17日 22時) (
レス) id: 1262312f39 (このIDを非表示/違反報告)
yk0u0yp(プロフ) - 長くなるのは読み手としては大歓迎ですよ！最後まで楽しみにしています。 (2020年3月17日 16時) (レス) id: 93cffbdd8e (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - サンリオさん» サンリオさん、ありがとうございます。何度も読んで頂けるなんて本当に嬉しいです。最後までよろしくお願いします！ (2020年3月5日 23時) (レス) id: 8f17583e90 (このIDを非表示/違反報告)
サンリオ(プロフ) - 1日に何度も読み返してます。続きも楽しみです (2020年3月1日 18時) (レス) id: 2408a5fc04 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - まりさん» まりさん、ありがとうございます！これからも、楽しみにして頂けるように内容も文章もしっかりら考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 (2020年2月29日 10時) (レス) id: d4a1ad85f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほるる
| 作成日時：2020年2月16日 16時
