＊ ページ23
K
紫「あ、いや大丈夫です。ちょっと疲れて寝ちゃいました。ありがとうございます。」
お「そっかそっか。そうだ、私がいない間の席…」
紫「大丈夫です、他にも空くところ把握してるんで。すいません、そんな心配させて…」
まじで、なんていい人…
お「それならよかった。」
おじさんとそんな会話をしてたらあっという間に降りる駅に着くアナウンスが鳴った
紫「廉、廉…起きろ？降りるぞ。」
紫耀が優しく廉の肩を叩き、声をかけた
その声に廉はゆっくり顔を上げた
廉「え…あ、ごめん…寝てた…」
「全然。しりとりは廉の負けね。」
廉「うん…」
紫「いいのかよ笑」
電車が停まり、ドアが開く
紫「じゃあまた。出張頑張ってください。」
お「うん、ありがとう。」
紫耀がおじさんに挨拶をしてる間に、俺は廉と立ち上がる
さっき病院でフラついてたから
今度は軽く廉の腕を掴んで一緒にゆっくり立った
「大丈夫？」
廉「うん。」
顔色も悪くはないし、大丈夫かな
そうして、俺たちは電車を降りた
R
電車を降りて、家に向かって歩く
俺が早く歩かなくていいように
いつもよりゆっくりなスピードで歩を進める2人
何も言わへんけど、そんな2人の小さい気遣いに
今まで何度助けられてきたやろう
今日も、まさか過ぎる状況に
ちょっと気を抜けば不安に押しつぶされとった
でも2人がそうならんように
守ってくれたから
今俺はこうやって歩いとる
2人やって不安だったはずやのに
そう考えると、申し訳ないという気持ちになる
でも2人はそんな俺を受け止めてくれて
どんだけ迷惑かけても、笑顔で俺のそばにいてくれる
今日もまた、2人に救われた
ほんまありがとう
俺は、2人のために何が出来るんやろ
こんだけ守ってもらって俺だけ何も出来へんのは悔しい
こんな俺でも、2人に出来ること
見つけなあかんな
海「ねぇ！明日中村たちも一緒にしりとりしよ！」
海人
いっつも明るくて、うるさくて、変人やけど
海人が俺のこと心の底から心配してくれとるのは、痛いほど伝わってくる
俺が落ち込んでたら、わざと変なこと言うて笑わせようとしてくれる
おもんないけど、でもその優しさに俺は何度も救われた
紫「は？笑 またやんの？中村絶対弱いじゃん。」
紫耀
海人のこと馬鹿にしたり、突き放したりするけど。お前は絶対俺たちを見捨てへん
紫耀やったら助けてくれるって、そう信じれる
その頼もしさに何度も救われた
ありがとう…感謝してんで
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ほるる(プロフ) - yk0u0ypさん» そう言っていただけて、嬉しいです。ありがとうございます。最後まで楽しんでもらえるように頑張りますね！ (2020年3月17日 22時) (
レス) id: 1262312f39 (このIDを非表示/違反報告)
yk0u0yp(プロフ) - 長くなるのは読み手としては大歓迎ですよ！最後まで楽しみにしています。 (2020年3月17日 16時) (レス) id: 93cffbdd8e (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - サンリオさん» サンリオさん、ありがとうございます。何度も読んで頂けるなんて本当に嬉しいです。最後までよろしくお願いします！ (2020年3月5日 23時) (レス) id: 8f17583e90 (このIDを非表示/違反報告)
サンリオ(プロフ) - 1日に何度も読み返してます。続きも楽しみです (2020年3月1日 18時) (レス) id: 2408a5fc04 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - まりさん» まりさん、ありがとうございます！これからも、楽しみにして頂けるように内容も文章もしっかりら考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 (2020年2月29日 10時) (レス) id: d4a1ad85f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2020年2月16日 16時
