＊ ページ12
K
自分でもびっくりするぐらい妙な落ち着きテンションになって
さっきまで心臓バクバクだったのに
ふと焦るみんなを見たら、冷静になれって脳が働いたのか
俺自身も初めましての自分が登場した
紫耀は絶対変だと思ってる
そんな目をしてるもん
中村たちは、かろうじて落ち着いてきたって感じだし
何より、廉を守らなきゃ
隔離されたこの空間、映画みたいな状況に
1番不安なのは廉だから
廉を守り隊イエロー、出動だっ
あれっ？やっぱ落ち着きテンションは嘘かも…
いやいや、落ち着け
待ってれば動くんだ
降りてからの行動を考えとかないと
イエローは頭脳派なんだぞ！
ブラックの危機は俺が守る！
…いかんいかん
変人モードがすぐ出てきてしまう
いや、誰が変人やねん
とにかく！
今は早く動くことを祈って待つしかない
紫耀に支えられて、すっぽり顔を伏せてる廉
大丈夫、必ず守るから
あの日、もう1人にしないって誓ったから
動け！
動けーーー！ごまっ！
…開けか…これは…
いや、ドアも開いてほしいから、間違ってない
開けーーー！ごまっ！
それから20分ぐらいしたかな…
中「まだ…かな…」
久しぶりに声がした
清「うん…あと半分で40分…」
中「全然…腹減ったの消えたわ…」
清「当たり前だろ…」
中「めっちゃライン来てる…」
そう、さっきから俺たちの携帯には、クラスメイトからのラインが届きまくってて
8割廉の心配だけど
中の状況がよく分かってない分
みんなあたふたしてる様子
清「海人…」
「ん？」
清「お前、二重人格なの？」
「は？」
突然の質問
清「いや、さっきの対応とか、なんか海人じゃないみたいだったから。」
中「俺も思った。パニクりすぎてバグったかなって…」
「なんでよ笑 俺はいつもこんな感じでしょ？」
清「それは、無理がある。」
「なんてこと言うの。」
中「お前はもっと、ギャーギャー騒ぐかと思ったけど、こういうとき人って違う人格出るんだな。」
清「以外にこっちが本当の姿かもよ…笑」
中「え、じゃあ普段のキャピキャピは無理してんのか…」
「してねーわ笑 お前らまで俺を変人扱いすんなよ！泣くぞ！」
黙ってるのが限界だったのか、清水を発端に中村も俺も喋り始めた
俺は変人らしい…
悲しい…
と、泣き真似をしてたときだった
紫「海人、カーディガン貸して。」
ふと紫耀にそう言われた
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ほるる(プロフ) - yk0u0ypさん» そう言っていただけて、嬉しいです。ありがとうございます。最後まで楽しんでもらえるように頑張りますね！ (2020年3月17日 22時) (
レス) id: 1262312f39 (このIDを非表示/違反報告)
yk0u0yp(プロフ) - 長くなるのは読み手としては大歓迎ですよ！最後まで楽しみにしています。 (2020年3月17日 16時) (レス) id: 93cffbdd8e (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - サンリオさん» サンリオさん、ありがとうございます。何度も読んで頂けるなんて本当に嬉しいです。最後までよろしくお願いします！ (2020年3月5日 23時) (レス) id: 8f17583e90 (このIDを非表示/違反報告)
サンリオ(プロフ) - 1日に何度も読み返してます。続きも楽しみです (2020年3月1日 18時) (レス) id: 2408a5fc04 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - まりさん» まりさん、ありがとうございます！これからも、楽しみにして頂けるように内容も文章もしっかりら考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 (2020年2月29日 10時) (レス) id: d4a1ad85f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2020年2月16日 16時
