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.
律「……でも、やっぱいい。」
「……、」
律「別にあれやなくても、その辺にあるやつでいい。」
なぜ、律はあの写真を選んだんだろう
あれについて話をすることを
廉が嫌がるのは知ってたはずだ
どうしても、あれじゃなきゃいけない訳があったのか…
廉「だからええって。お前がそうしたいなら好きにすればええ言うてんやん。」
律「……何で、」
廉「…は？」
律「何で…いっつもそうやって…大人みたいになるん。」
廉「…意味分からん、何やそれ。」
律「分からんくないやん…俺がガキやから？何も出来ん子どもやから？」
「…律、何言っ…
律「兄ちゃんはいっつもそうやん。何でもかんでも、俺のためにとか、俺がええならとか、」
廉「…それは俺が、」
律「なのに、何かあかんかったらそんなんすんなとか、そんな言い方あかんとか、あぁしろこうしろとかっ…」
海「律、ちょ、やめ…」
律「家のことするとかって大学行も行かんて勝手に決めて。それもどうせ俺がまだ手かかるってことやろ？」
廉「違っ…それは、」
律「何がちゃうねん！そうやって全部俺を理由にしてっ、
海「律。まじやめろ。」
.
律「あの写真やって…ほんまは捨てたいぐらい嫌なんやろ！」
「律、やめろっつってんだろ。廉は…
律「何でやねん！！だったら捨てろや！俺のことも、写真もカメラも！母さんのもん全部！全部捨てたらええやんか！！」
海「律っ！！」
廉「……。」
.
.
律「…兄ちゃんは…母さんちゃうやろ。」
「り…、
律「……俺がええならとか…、母さんみたいなこと言うなや…っっ、母さんは…1人しかおらんねんっ…」
……っっ
律「兄ちゃんは…っ、兄ちゃんなんか……っ、」
律「そんな…兄ちゃんなん、か……、俺はいらん…っ、」
海人に肩を掴まれて
目には大粒の涙が浮かぶ
廉に向けて放った、律の言葉の全てが
リビングいっぱいに響き渡った
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ほるる(プロフ) - キラさん» キラさん、初めまして。メッセージありがとうございます。とても嬉しいです。そんな風に言って頂けると、描いてよかったなと励まされます。また、もっと頑張ろうという気持ちも湧いてきます。まだまだ拙いですが、私なりに言葉を選びながらこれからも頑張ります。 (2022年1月24日 0時) (
レス) @page46 id: 98fd67c86b (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - ほるるさん、初めまして。過去作品からこの作品まで全て楽しませてもらってます。どのお話もとても感動するものばかりでしたが、今回更新されていた部分で涙が止まらなくなりコメントさせて頂きました。ほるるさんが紡ぐ言葉が大好きです！ (2022年1月23日 20時) (レス) id: 771ce9fcff (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 美紗さん» ありがとうございます。更新頑張りますね。 (2022年1月23日 15時) (レス) id: 98fd67c86b (このIDを非表示/違反報告)
美紗 - ほるるさん» 了解です(*^-^*) (2022年1月23日 15時) (レス) id: 74b943358d (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 美紗さん» いえいえ、それだけ作品に入り込んで下さってるのかなと思うと、ありがたいことです。色々な読み方があると思うので、全然大丈夫ですよ。美紗さんもいつもありがとうございます。所詮私の自己満足作品ですが今後も読んで下さる方に少しでも楽しんで頂ければ幸いです。 (2022年1月23日 13時) (レス) id: 98fd67c86b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2022年1月3日 21時
