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J
先「よしっ…じゃあ行こうか。」
「「はいっ…！」」
最後の合奏を終えて
『頑張ってねー！』
『ファイトー！』
『頑張れー吹奏楽部ー！』
楽器を積み込み、バスへ乗り込むと
職員室から先生達が見送りに出てきてくれた
バスの中では
合奏リーダーの先輩の指示の下
全員で課題曲を歌う
中学の頃は…なんかオリジナルの歌詞とか付けて歌ったりしてたな
県大会は余裕
青高は必ず支部大会に抜ける
たしかに、これまでの功績と
バンドの実力からすると
俺たちはそう思われる学校だ
俺たちも、今まではそう思ってた
けど
いざ自分が演奏メンバーとして出るとなると
その功績や、周りの期待は
意外とプレッシャーになるんだと思った
強豪だから、県大会は抜けて当たり前だなんて
そんなことを言えるのは
周りだけだ
本人たちは、そんなの全く思わない
だって、強豪校なんて他にもたくさんある
自分たちの演奏には自信はあるけど
でも、他のバンドだってみんな
同じように練習してきて、みんな自分たちの演奏に誇りを持って挑んでくるんだ
青高という、ブランドに甘んじて
少しでも間違った自信を持ったら
きっと
何も得ることが出来ない
創部1年目だろうと
全国大会常連校だろうと
みんな志は同じ
けど
会場に着いて、バスを降りると
"わ、青高だ…"
"やば、オーラ強っ…"
"青葉プログラム何番だっけ？絶対聴こ！"
他校の人、演奏終わりの中学生たちの
騒つく声がする
黒のスラックスに、深緑のジャケット
紺のネクタイ
青高伝統の本番衣装は
みんな見ただけでうちだって分かる
岸「やば…芸能人かよ俺ら…笑」
「調子乗んな。」
岸「乗ってねぇよ、逆逆、ビビってるわ俺。」
「それもやめろ。」
岸「やめろと言われましても…」
中学の頃は
俺たちも向こう側だった
この衣装を着るのも、ちょっとした憧れだったりしたな
海「プレッシャーやばない？笑」
「…それな。」
岸「お前もビビってんじゃん。」
「うるせ、」
海「余裕感出そう。こんな感じ？」
「きも。変態感しか出てない。」
海「ちっ…黙れムッツリ。」
岸「ふはっ笑」
多分、そこで俺たち見てわぁってなってる中学生達は
俺たちがこんな会話してるなんて思ってもないだろうな
一緒なんすよ、だから
青高にも変態はいるんですわ
演奏の本気度も、高校生度も
気持ちは同じです
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ほるる(プロフ) - 咲さん» そう言っていただけて嬉しいです。仕事が休みの土日中心の更新になりますが…完結に向けて頑張りますのでとうぞ最後までよろしくお願いします。 (2021年9月26日 16時) (
レス) id: 98fd67c86b (このIDを非表示/違反報告)
咲 - 更新、ありがとうございます(*^-^*) 日々、更新されるの楽しみです♪ 体調に気を付けて頑張ってください応援してます!(^^)! (2021年9月26日 16時) (レス) @page46 id: 74b943358d (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 咲さん» こちらこそ、いつもありがとうございます。毎回メッセージを下さって、本当に嬉しいです。頑張りますね！ (2021年9月23日 23時) (レス) id: 98fd67c86b (このIDを非表示/違反報告)
咲 - 更新、ありがとうございます♪ (2021年9月23日 22時) (レス) id: 6ee66caa9b (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 咲さん» どうなるんでしょう笑 ここから、廉くん濃いめで頑張ろうと思います。 (2021年9月23日 10時) (レス) id: 98fd67c86b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2021年9月7日 0時
