＊ ページ38
S
海「ぇ…麻痺、って…え？」
廉「……、」
岸「何すかそれ…麻痺？」
その言葉の意味が分かんないわけじゃないのに
何故か全然理解が出来ない
俺らの思考が麻痺してる
医「うん、それは今回した神経反応の検査の結果なんだけどね…ここの、下半身の反応結果の数値が、ものすごく低くなってて。特に腰から右足にかけての部分が…」
右足…
廉が言ってたのも、そうだった
神「麻痺してる…ってことっすか？」
医「んー…まぁ厳密に言えば、ちょっと違うんだけど…麻痺って聞くと、全く動かないみたいなイメージあるでしょ？」
「はい…」
医「ね、でもそうではないんだ。廉くん、足動くよね？」
先生の問いかけに
廉はコクリと頷く
医「感覚がないってわけでもない。だから、立つこともできるし、歩くこともできる。」
あぁ、そうなんだ
なら…
医「でも、いつもより力は入れられないし、動きが鈍い感じは常にあると思う。」
廉「……、」
医「これは、神経麻痺の一種で…廉くんの病気では時々あることなんだ。」
神経…麻痺…
医「何か原因があるわけでもないし、いつ発症するかも分からない。程度も人それぞれで…」
なんだよそれ…
それじゃ、どうやって向き合えば…
それに
海「…あの、それって…治るんですか、」
そう
気になるのはそれ
まさか
このままずっと…なんてことないよな？
-
-
医「うん、それは大丈夫。しばらくすれば症状は落ち着くと思う。ただ、いつもの発作とは違うから時間はかかると思うけど…」
「どれくらい…」
医「それははっきりとは…ごめんね、曖昧な答えばっかりで…」
神「……部活は、」
……っ、
神「部活は…出来ますか？しても良いですか？」
廉「……、」
医「うん、大丈夫だよ。今まで通り無理は厳禁だけど…やる分には問題ない。予定通り明日、退院も出来る。」
岸「そ、っか…よかった…」
医「ぁ、でも…ひとつだけ。」
そう言って、部屋の入り口に早足で向かった先生は
何やらシルバーの棒を持って戻ってきた
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ほるる(プロフ) - 咲さん» そう言っていただけて嬉しいです。仕事が休みの土日中心の更新になりますが…完結に向けて頑張りますのでとうぞ最後までよろしくお願いします。 (2021年9月26日 16時) (
レス) id: 98fd67c86b (このIDを非表示/違反報告)
咲 - 更新、ありがとうございます(*^-^*) 日々、更新されるの楽しみです♪ 体調に気を付けて頑張ってください応援してます!(^^)! (2021年9月26日 16時) (レス) @page46 id: 74b943358d (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 咲さん» こちらこそ、いつもありがとうございます。毎回メッセージを下さって、本当に嬉しいです。頑張りますね！ (2021年9月23日 23時) (レス) id: 98fd67c86b (このIDを非表示/違反報告)
咲 - 更新、ありがとうございます♪ (2021年9月23日 22時) (レス) id: 6ee66caa9b (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 咲さん» どうなるんでしょう笑 ここから、廉くん濃いめで頑張ろうと思います。 (2021年9月23日 10時) (レス) id: 98fd67c86b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2021年9月7日 0時
