＊ ページ7
紫耀side
ソファーで海人に腕をさすられながら
ほぼ意識飛ばしてる廉には
俺らの会話は聞こえてないだろうから
勝手に決めちゃってごめんだけど
今日は許してくれ
私服でベッドには上がんないからさ
-
-
関西にいた頃
初めて、廉が涙ながらに助けを求めてきたあの日
"頭が…痛いっ…"
"雨…嫌やぁっ…"
焦る俺と流星に対して
てきぱきと対応してた、康ちゃんたち3人
すごいと思った
でも、あれから10年近く
1番長く一緒にいるのは俺だ
あの頃よりは、頼れる存在になれてるつもり
キュ…
水道のお湯を止め
タオルを絞って、寝室に戻る
「ぁ…」
廉「…紫耀、？」
薄っすら開いた目と視線がぶつかった
「起きた？」
廉「…ん、」
「お邪魔してます。」
廉「…ぁ、家か…」
あら、だいぶおバグりのようで…
「大丈夫、俺はベッド乗ってないから。」
廉「…ぇ、」
「あ、ごめん。でも足はまだ洗ってない。」
廉「…ふ、ええよ別に…」
「潔癖はキャラか？」
廉「…ちゃう、けど……ぃっ…」
「あぁ、はい。タオル干してあったの勝手に取ったよ？」
廉「…はぁっ…ぅん、」
「キツそうだな…今回。」
廉「…なさ、けな…」
「んなことねぇだろ。仕方ねぇよ、梅雨だし。」
廉「……まじ…勘弁…っ…」
「ふっ、だな。」
「俺、今日泊まっていい？」
廉「…は、え？」
常夜灯にしてる部屋に
明らかにさっきよりはっきりとした廉の声が響く
「てか、そのつもりで来たし。」
廉「…いや、大丈、夫よ…俺、」
「うん、だとしても。」
廉「…仕事、やろ？明日…」
「それがオフなんすよね、俺とお前だけ。」
廉「……でも、」
「だから俺が来たの。ごめんな、岸くんじゃなくて。」
廉「…いや、そうやなくて…」
「今宵は俺と2人で過ごそう。」
廉「……、」
「いや、今のつっこむとこ。」
廉「……ごめんな、」
「ん？」
廉「…色々、迷惑かけて…」
「アホ、んなもんかかってねぇよ。」
廉「……、」
「てか、もっとかけろよ。迷惑。」
廉「……、」
「本当、お前は人に迷惑かけんのが下手よな。」
廉「……、」
「俺らにくらい……、俺にくらい迷惑かけろっての。」
さっきから、雷まで鳴り始めて
雨足もさらに強くなってきた
ほら
言えよ、素直に
廉「……紫耀っ、」
「ん？」
廉「…しん、どぃっ…」
うん、その方がいい
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ほるる(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます。また、書ける時が来たらぜひ。すいません、どうしても私のモチベーションが向く方を優先して書いてしまって…いつかまた書ける時が来るといいなと思います。 (2022年8月6日 18時) (
レス) id: 2dd70d349b (このIDを非表示/違反報告)
あお - 那須くんの話が見たいです。 (2022年8月6日 17時) (レス) id: 2d8aae3e97 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - くるさん» そっちの蓮くんもカッコいい字ですよね(^^)わざわざありがとうございます。私も気をつけていきます！ (2022年7月8日 19時) (レス) id: 2dd70d349b (このIDを非表示/違反報告)
くる(プロフ) - ほるるさん» 廉くんの漢字間違ってました💦すみません💦 (2022年7月8日 13時) (レス) id: 903b9f921a (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - くるさん» ありがとうございます！嬉しいです。たまには他のメンバーをメインの回も挟んで行きますね。 (2022年7月6日 22時) (レス) id: 2dd70d349b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2021年7月22日 18時
