＊ ページ39
神宮寺side
.
.
その後、回復するまでは週に1度通院することと
胃の痛みや吐き気を抑える薬について説明を受けた
マ「岸、ごめんだけど今夜の取材はそのままありでもいい？」
岸「あ、はい。」
紫「俺、廉の家行くわ今日。」
「俺も行けるよ？明日撮休だし。海人早いんでしょ？」
海「まぁ…でも俺も全然、」
紫「なら帰れ。俺とジンで行く。」
海「だから大丈夫だって。」
紫「廉が気にするじゃん、それだと。」
海「……ぁ、」
「逆に明日の夜頼んでいい？俺明後日が激早だから。」
海「分かった、」
岸「明日は俺と海人でにしよ。」
困った時は、お互い様
そばにいる、なんてさ
それだけっちゃそれだけだけど
でもそれが
今、1番必要なことなんなら
全員で、全力でそばにいるから
.
.
「…わぉ、」
紫「荒れてんな…笑」
久しぶりに来た廉の部屋は
あの潔癖綺麗好きバカの部屋にしては
相当な荒れ模様だった
ソファーには無造作に脱ぎ捨てられた部屋着
机の上には水が入ったままのコップに、市販の胃薬
「ったく…もっと早く言えよな。」
紫「無理よ、バカだから。」
3日は稼働してなさそうな洗濯機のスイッチを入れ
コップを洗って、部屋着を畳む
……相当、辛かったんだな
紫「とりあえずベッドに投げてきた。」
「投げたの？」
紫「全然起きねぇわ。」
肩を回しながらリビングに戻ってきた紫耀は
テレビ前のローテーブルの上にあった胃薬の箱をつつきながら座る
「珍しいね、廉がこんななんの。」
紫「んー…」
「よく隠したよ何日も。」
紫「褒められることじゃないけど。」
「紫耀は気づいてたか、そう言えば。」
紫「いや、俺も今日までは全然。」
「どうせ、余計なこと考えて言わなかったんでしょーね。」
紫「それが余計だっての。」
「ふっ…まぁ言うてやるな笑」
紫「はぁぁ、」
気持ちは分かるけどさ
廉は…そういう奴じゃん
俺たちの心配は、すぐするくせにね
.
.
それから、廉が回復するまでには
想像よりも時間がかかった
仕事は基本変わらずやってたけど
やっぱ食べてない分、体力が底をつくのが早いし
元気さもいつもの半分以下って感じ
かといって、無理に食わせようとしても
プレッシャーになるだけだから
強要はしない
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 572人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほるる(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます。また、書ける時が来たらぜひ。すいません、どうしても私のモチベーションが向く方を優先して書いてしまって…いつかまた書ける時が来るといいなと思います。 (2022年8月6日 18時) (
レス) id: 2dd70d349b (このIDを非表示/違反報告)
あお - 那須くんの話が見たいです。 (2022年8月6日 17時) (レス) id: 2d8aae3e97 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - くるさん» そっちの蓮くんもカッコいい字ですよね(^^)わざわざありがとうございます。私も気をつけていきます！ (2022年7月8日 19時) (レス) id: 2dd70d349b (このIDを非表示/違反報告)
くる(プロフ) - ほるるさん» 廉くんの漢字間違ってました💦すみません💦 (2022年7月8日 13時) (レス) id: 903b9f921a (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - くるさん» ありがとうございます！嬉しいです。たまには他のメンバーをメインの回も挟んで行きますね。 (2022年7月6日 22時) (レス) id: 2dd70d349b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほるる
| 作成日時：2021年7月22日 18時
