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紫耀side
今日は、音楽特番の生放送
初披露の新曲を歌う予定になってる
無観客だからこそ
有観客のとき以上に、ダイナミックな表現で
観てる人に元気を贈りたい
でも
目の前にいる仲間に、無理をさせてまで
やることなのかと聞かれたら
俺は首を縦には振れない
「廉、」
廉「…？」
「正直に言って。今日踊れる？」
廉「……、」
「嘘つかなくていいから。」
いつもより、強気で聞いてみた
まぁでも分かってる
お前はどうせ
廉「…大丈夫。」
そう答えるんだよな
「そか。」
廉「うん、ありがと。」
今日も空振りだった
-
-
ス「そろそろスタジオでリハ願いしまーす。」
本スタジオが近づくに連れて
ジャカジャカという音楽が聞こえはじめる
「「お願いします。」」
ヘッドセットを付け
耳に鳴り響く新曲に合わせて動き出す
最後のポーズで止まり
オッケーの合図が出ると
「ありがとうございました、本番よろしくお願いしまーす。」
毎度おきまりの挨拶をして
スタジオを出る
そのとき、やっと
さっき投げた言葉の本当の返事が
打ち返された
トン、
ん…？
ふいに肩に何かが触れたと思ったら
廉「……っ、」
「おおっ、と！」
倒れ込んできた体を、ギリギリでキャッチ
海「廉っ！」
岸「おおっ？！」
「ちょ、廉？」
廉「…ご、めっ…ちょっ、と…っ、」
絞り出された声が
その辛さを物語っていた
「ん、大丈夫大丈夫。力抜け。」
廉「はぁっ…はぁっはぁっ、いっ…」
「痛いよな、うんうん。」
海「廉っ、」
ス「大丈夫ですか？！どうされました？！」
岸「あ、いや、ちょっと…」
ジャーン！ドンドン、ジャーン！
廉「…ぅぁっ…くっ…」
スタッフさんが出て来たタイミングで
少し開いた扉の向こうから
スタジオの音楽が鳴り響く
今の廉には、猛毒だ
神「ちょ、離れよっ。」
「うん、廉？ちょっと体浮くぞ？」
さっきの音で、反射的にしゃがみ込んでた体を担ぎ
早足で楽屋へ向かう
ギュッと俺の肩を掴む手
ヘッドセットの音量、一応廉のは小さくしてくれって頼んでたんだけど
やっぱそれでも無理だったか…
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ほるる(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます。また、書ける時が来たらぜひ。すいません、どうしても私のモチベーションが向く方を優先して書いてしまって…いつかまた書ける時が来るといいなと思います。 (2022年8月6日 18時) (
レス) id: 2dd70d349b (このIDを非表示/違反報告)
あお - 那須くんの話が見たいです。 (2022年8月6日 17時) (レス) id: 2d8aae3e97 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - くるさん» そっちの蓮くんもカッコいい字ですよね(^^)わざわざありがとうございます。私も気をつけていきます！ (2022年7月8日 19時) (レス) id: 2dd70d349b (このIDを非表示/違反報告)
くる(プロフ) - ほるるさん» 廉くんの漢字間違ってました💦すみません💦 (2022年7月8日 13時) (レス) id: 903b9f921a (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - くるさん» ありがとうございます！嬉しいです。たまには他のメンバーをメインの回も挟んで行きますね。 (2022年7月6日 22時) (レス) id: 2dd70d349b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2021年7月22日 18時
