検索窓
今日:12 hit、昨日:43 hit、合計:187,796 hit

ページ41

その後、記者はマネージャーやスタッフさんにも頭を下げて、帰っていった

一瞬の出来事だったけど

伝えられて良かったと思う

世間の声が、消える訳じゃない

でも、少なくともあの記者には伝わっただろう

廉に近付くと、まだ体を震わせて海人に抱きしめられている

「廉…?もう大丈夫。メール来ないよ。あの人も、もう何も言わない。安心して?」

そう言って頭に手を置くと

廉は声を上げて泣いた

辛かったな

苦しかったな

人一倍気にしぃな性格の廉だから

きっとここ数週間、ずっと不安と恐怖に押しつぶされそうになってたんだと思う

海「廉ごめんね…しんどかったね…」

海人も泣きながら廉を抱きしめる

岸「俺たちいるから!大丈夫だからな、廉!」

神「俺たちが、本当の廉知ってるから。変なこと言われたら何回でも違うって言ってやるから。」

「俺たちはみんな廉の味方だから。廉も信じて?俺らのこと。」

廉「…………うんっ…ありがとう…」

大吾…正門…俺、廉のこと守れたかな

関西のみんなの分も、俺が廉のそばにいるから

時々、会いに来てあげて

こっちで頑張る廉を、これからも応援してあげて

あ、ちょっとでいいから俺のことも…笑

もちろん、俺たちもみんなのことずっと応援してるから

な?廉、そうだよな




数日後、あの時の取材が載った雑誌が発売された

マネージャーが持ってきたその雑誌には、俺たちの座談会と共に

廉のトピックスが掲載されていた

そこには、廉が関西を大切にしていることや、俺たちが話した廉の素顔が書かれていた

厳しい声もあるけど…

応援してくれる人がいる限り

俺たちは仲間と一緒に、前へ進み続ける

そして俺が進む道には、いつも隣に廉が歩いてる

今までも、これからも

思い浮かべる未来の夢に向かって…

ずっと味方でいるから…


end.

この小説の続きへ→←*



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (78 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
202人がお気に入り
設定タグ:美少年 , キンプリ ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ほるる | 作成日時:2020年1月11日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。