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本人が大丈夫って言ってる限り、那須は多分どう聞いても本音は言わない

でも、寝不足って言ってるだけでも、今日は少し素直になってくれるかもしれない

注意して見ておこう

龍「はい!那須!それは丁度いい!今日は美少年勉強禁止だから!」

那須の反応をいいことに、龍我が発動

那「は?なんで?」

那須も急な禁止令の発令に、戸惑ってる

龍「いいの!休憩だよ休憩!今日は本番もあるし、ちょっと勉強のこと忘れよう!」

那「なんだそれ笑」

よかった、キレてなさそう笑

大「浮所と那須が勉強のこと忘れるとか無理でしょ。」

「待って、なんかそう言われると勉強にしか脳ないやつみたいでやだ!」

金「…まぁ、あんまり間違っては…」

「間違ってるよ!やめて!そんなガリ勉みたいな言い方!」

龍「どう考えてもガリ勉じゃん…」

「違うわ!ねぇ⁈那須?」

結局俺が怒ってるし。いや、本気ではないよ?

俺たちの言い合い中に、鏡前まで移動していた那須に同意を求める

でも、那須は何も言わずにゆっくり荷物を机に置いていた

「ちょっと!那須?聞いてる?俺だけガリ勉みたいになってるんだけど!」

藤「もう分かった分かった!笑 今日は勉強なしね!浮所も、那須も!那須?それでい…」

ガタンっ

藤井お兄さんが再び、笑顔で俺たちの話をまとめようとしてくれて、那須にも声をかけたとき

置いた荷物から今から仕事で使う物を出していた那須がフラッとバランスを崩した感じに机に手をついた

藤「え、那須?大丈夫?」

話の流れでなんとなくみんな那須の方を見てたから、みんなびっくり

那「あ、ごめん。何でもない。」

藤井くんの声に、那須はすぐこちらに顔を向けた

大「本当に?今、フラつかなかった?」

さっきまでふざけてた大昇も、心配そうに聞く

那「大丈夫、ちょっと立ちくらみ!勉強禁止ね、分かった。」

いや、しゃがんでていきなり立ったとかでもないのに立ちくらみってするの?

疑問に思うことはあるけど、那須はもう普通に動き始めてるし、みんなもそれ以上何も言わない

藤「じゃあ…準備しよっか。」

みんな準備に取り掛かった

俺は、さりげなく那須の隣に荷物を移動させ

「なぁ、まじで変だと思ったら言えよ?」

他のメンバーには聞こえない程度の声で伝える

那「大丈夫だって。心配しすぎ。」

那須は軽く笑って返してくる

「結構まじで言ってるからな。」

そう言う俺を見て察したのか、那須は「分かったよ」と言って、また笑った

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作者名:ほるる | 作成日時:2020年1月11日 18時

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