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大「でも楽しみじゃん！勉強なんて忘れようぜ、今は！」
みんなわくわくしてる
金「那須遅いね？」
俺たちが盛り上がってる中、金指が言った
藤「ま、学校大変そうだからね。まだ時間あるし、そろそろ来るんじゃない？」
龍「まじでうちは勉強の鬼がいっぱいいて困るわ。」
金「龍我がしなさすぎなだけじゃん。」
龍「金指までそっち側に立つなよ！勉強なんかできなくても生きていけるし！」
大「うわ、それ那須に言ってやろ。嫌われるよ。」
龍「はっ⁈やめて！なんか那須最近怖いときあるから、まじでキレられたらやだ！」
やっぱり、龍我も思ってたんだ
大「ウケんじゃん！言おうぜ、金指！」
龍「ねぇ！まじで！やめて！」
藤「はいはい、今那須きたらどうすんの笑」
年下組のやいやいした言い争いに、藤井お兄さんが諭しに入った
「ねぇ、俺も一応勉強頑張ってる組なんだけど？」
龍「あ、ごめん。浮所も今日は勉強なしね！」
「どの流れでそうなんだよ笑」
龍「浮所が先勉強してたら、那須もするじゃん！」
大「龍我は那須に勉強して欲しくないの？」
龍「別にそうじゃないけど！たまには休憩してもよくない？やりすぎよくない！」
「俺たち受験生なんですけど…」
龍「そんなん、1日ぐらい大丈夫でしょ！だからなし！今日は勉強禁止です！」
藤「それ、那須ができると思う？笑」
……無理だろ…
全員の心に同じ答えがよぎったけど
龍我が言った、たまには休憩をっていうのは、間違ってないと思う
那須、今日はすごい禁止令が待ち構えてるぞ…
那須は俺が説得する！とか言いはじめた龍我にみんなで笑っていたら
ガチャっ
ドアが開いた
その瞬間、俺たちの笑いは一瞬で消えた
那「おはよ、」
全「お、おは、よ…」
那「何？」
入ってきたのは那須
俺たちの視線に不思議な表情をしている
いつものように、手に小さなノートみたいなのを持っていて、普通に挨拶して
でも…
大「那須、なんか顔色悪くね？」
一瞬の沈黙の後、大昇が聞いた
那「別に、大丈夫だけど…？そんなに変？」
金「いや…なんとなく、ね？」
那「そっか…」
え、認めんの？
意外な反応に俺は少し驚いた。那須のことだ、少々の体調不良なら隠すはず
でも、その反応ってことは本当に体調悪いの？
「え、まじで調子悪いの？」
思わず聞いてみた
那「あ、いや？別に平気。勉強しすぎて寝不足なだけだと思う。大丈夫大丈夫。」
やっぱり、隠すんだな
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作者名：ほるる
| 作成日時：2020年1月11日 18時
