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K
裕太くんと廉と3人でご飯の準備をし終えた頃
ちび達を引き連れた紫耀が風呂から上がってきた
紫「お、ハンバーグじゃん。」
裕「高3にもなってハンバーグでテンション上げるな。」
紫「いいじゃん、なぁ？」
子「なぁ！」
隣にいたちびすけの頭をわしゃわしゃしながらそう返す紫耀
裕「よし、じゃあいただきます！」
「「いただきまーす！」」
今日も、みんな揃って食卓を囲む
誰かの話にみんなで笑い
裕太くんが作ったご飯を食べ
これが
俺の家族
あの頃、1度も味わえなかった
家族の温もり
"かわいそうな子"
世間の人は、俺たちをそう言うかもしれない
でも、ここは俺にとって
俺たちにとって
世界でたった１つの
居場所なんだ…
これは、そんな俺たち
特別な家族の物語です…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夕飯を食べ終え、リビングでテレビを観たり
ちび達と仮面ライダーごっこをしたりしてたら
あっという間にいい時間
裕「はい、そろそろ部屋戻って寝ろー。」
既に寝てる幼稚園児2人を両手に抱え
小学生3人にそう声をかける裕太くん
紫「よしっ、今日はここまで！歯磨きして寝るぞー。」
子「えー、まだいいじゃん！」
紫「だめー。子どもは寝る時間です。さ、部屋まで俺と競争な？」
よーい、どんっ
毎日毎日、同じやりとりして
ちび達は飽きないのだろうか
まぁ、楽しいならそれでいいけどさ
走って行った紫耀達の後に、裕太くんが続く
裕「お前らも部屋戻れよ？」
「ほーい。」
裕太くんはこれから、ちび達を寝かしつけ
明日の準備をしてから、自分のことをする
本当、なんでも出来ちゃう
今は裕太くんしかここにいないけど、京子さんがいた頃からちょくちょく手伝いで来てたから
まだ大学生だった頃から知ってる
かっこよくて
優しくて
でもちょっと不思議なところもある
俺たちの母親であり、父親であり、兄でもある
きっと、こんな問題だらけの俺たちを1人で面倒見るのはすごい大変なはず
でも、裕太くんは出会ったときから今もずっと
俺たちを特別扱いせず
普通の家族がやってるような、当たり前の日常を与えてくれようと
色んなことを教えてくれた
さっきみたいに、手伝いもさせられるし
早寝早起きは徹底されるし
土日はそれぞれに掃除当番まで割り当てられて
なんなら普通のお母さんより厳しいんじゃないかな…笑
だけど、遊ぶときは思いっきり遊んでくれるし
心が辛いときは、そっと寄り添ってくれる
そんな、カスミ園の守り神だ
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ほるる(プロフ) - パナナさん» こんにちは！わぁ、それは本当に嬉しいです！長らく読んで頂いてありがとうございます！あたたかい感想も本当に嬉しいです。今後も他の作品共々よろしくお願いします。 (2020年8月18日 15時) (
レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
パナナ - こんにちは！！明日に向かってからずっと作品を読ませていただいてます！！途中で涙が出てくるくらい心が動かされます…。ティアラとしても、1人間としてもほるるさんの作品が大好きです。これからも更新楽しみにしてます！！ (2020年8月18日 12時) (レス) id: b2a7f92557 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 37さん» こんばんは！コメントありがとうございます！そう言っていただけると、もっと頑張ろうと言います意欲が湧いてきます！シリアスなシーンが続きますが出来るだけ読みやすく出来るよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2020年8月16日 1時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
37(プロフ) - こんばんは！お話の展開がハラハラドキドキで読んでてとても楽しいです！無理せず更新頑張ってください！！ (2020年8月16日 0時) (レス) id: 0303488334 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - ゆんぺさん» コメント、ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです。更新頑張りますね！これからも、楽しみにしていただけるよう丁寧に考えていきます！ (2020年8月15日 1時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2020年8月3日 22時
