＊ ページ36
K
刑B「ごめんね、遊んでたのに。」
「「……。」」
刑A「廉くんも、昨日は驚かせてごめんね。大丈夫だったかな？」
何が…
昨日どころか、今も驚いてますけど…
大丈夫って何だよ
んなわけないだろ
心の中ではそんな言葉がたくさん浮かぶのに
喉が震えて上手く声が出ない
でも
後ろで俯いてる廉を、どうにか守らなきゃ
そう思った
と
紫「あ、の…」
隣で紫耀が口を開いた
刑A「あ、君昨日の…」
紫「紫耀です…こっちは海人…」
刑A「紫耀くんと海人くんか。刑事の松尾と、山元といいます。よろしくね。」
紫「…あの、今日は何の用ですか…」
山(刑B)「昨日出来なかったから、もう1度話が出来ないかなと思って。」
紫「…や、あの、その話なら廉には聞かないでください…」
山「うん、辛いことを聞いてるのは分かってるんだけどね…彼にしか分からないことがあるんだ。無理かな？」
廉「……っ。」
怖い…
刑事って…警察って…こんなに怖いものなの…？
優しく言ってくれてる様な感じもするけど
その笑顔すら
俺には怖く思えた
紫「いや…でも…あのっ…」
紫耀が必死に抵抗しようとしてくれてるけど
ニコニコと迫ってくる2人に、俺たちは無意識に後ずさっていた
すると
そこへ…
裕「すいません、遅くなりました。ここの責任者の玉森です。こんにちは。」
背後から、裕太くんの声がして
俺と紫耀は思わずそっちへ振り向いた
裕太くんは廉の前に立つ俺たちのさらに前に立って
裕「お世話になってます。」
そう言って軽く頭を下げた
松(刑A)「これはこれは、京子さんの息子さんでしたっけ。こんにちは。急にお邪魔してすいません。」
裕太くんが来てくれたおかげで、刑事の目線は俺たちから逸らされた
裕「いえ。何か昨日も来ていただいてたみたいで？」
松「あは…笑 そうなんですよ、でもお話出来なくて。なので今日また伺わせていただきました。」
裕「そうですか。わざわざすいません。」
丁寧に話す裕太くんだけど
その声や言い方は、少し冷たい
裕「あの、今回はなぜここへ？」
松「ええ、それがですね、廉くんのご両親の事件のことで少しお聞きしたいことがありまして。」
裕「廉にですか？」
松「はい。長らく捜査を進めているのですが…その中で…裕「あ、ちょっとすいません。」
と
刑事の話を、遮った裕太くん
そして
裕「僕が聞いておいてすいませんが、続きは僕だけでお聞きします。」
そう言って、俺たちの方へ振り返り
裕「中で待ってて。」
と、微笑んだ
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ほるる(プロフ) - パナナさん» こんにちは！わぁ、それは本当に嬉しいです！長らく読んで頂いてありがとうございます！あたたかい感想も本当に嬉しいです。今後も他の作品共々よろしくお願いします。 (2020年8月18日 15時) (
レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
パナナ - こんにちは！！明日に向かってからずっと作品を読ませていただいてます！！途中で涙が出てくるくらい心が動かされます…。ティアラとしても、1人間としてもほるるさんの作品が大好きです。これからも更新楽しみにしてます！！ (2020年8月18日 12時) (レス) id: b2a7f92557 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - 37さん» こんばんは！コメントありがとうございます！そう言っていただけると、もっと頑張ろうと言います意欲が湧いてきます！シリアスなシーンが続きますが出来るだけ読みやすく出来るよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2020年8月16日 1時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
37(プロフ) - こんばんは！お話の展開がハラハラドキドキで読んでてとても楽しいです！無理せず更新頑張ってください！！ (2020年8月16日 0時) (レス) id: 0303488334 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - ゆんぺさん» コメント、ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです。更新頑張りますね！これからも、楽しみにしていただけるよう丁寧に考えていきます！ (2020年8月15日 1時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2020年8月3日 22時
