＊ ページ37
S
俺たちの顔を見て、上半身を起こした廉
「ちょ、まだ寝てろって。」
廉「大丈夫…」
1度目をグッと閉じて、またゆっくりと開き
廉「…ごめん。」
一言、そう呟いた
「何のごめん？」
廉「…また、迷惑かけた。」
はぁ、まったく
「それはさ…廉「それと…何も言わへんかったことも…ごめん。」
なんだ…分かってんじゃん
でも
「止められると思ったんだろ？」
そう聞くと
廉は少し驚いたように瞬きをした
「篠田さんから聞いた。」
廉「あ…そうなん…」
「ったく。心配しただろーが、ばか。」
廉「ごめん…」
海「…廉。」
俺たちのやりとりを黙って見てた海人が
やっと口を開いた
その声に廉も目線を向ける
海「ごめん、俺余計なこと言い過ぎた。」
廉「いや…俺こそあんな言い方してごめん。」
ほらな
結局お前ら似た者同士なんだよ
すると
海「…ごめん、本当に。でも、もう俺らに隠し事はしないで。」
廉「…海人…」
海「体のこともだけど、他のことも…俺、廉に隠し事されんのが1番苦手だって分かったから。心配でおかしくなりそうだから…お願い。」
廉「…ん、分かった。」
海「俺も、隠し事しないから。全部言うから。」
廉「うん。」
海「…彼女が出来ても、すぐ言ってね。」
あら笑
案外サラッと言うのね
廉「彼女？」
「こいつ、篠田さんが廉の彼女だって思い込んでて。それも言われてないからモヤモヤしてたんだよ。」
廉「あ…そ、うなん？」
海「待って、紫耀もだから。なんか俺だけみたいな言い方しないで。」
「…まぁ、な笑」
廉「…彼女ちゃうで？そんなんおらんし…」
「うん、知ってる。それも篠田さんに確認したから。俺らの思い違い。」
海「元はと言えば、中村のせいね。」
廉「中村？」
「中村が、廉と篠田さんが買い物してんの見かけたんだと。」
廉「あ、そっか。」
海「だから中村のせい。全部。」
廉「…いや、俺がなんも言うてなかったから…」
海「それもそうだけど、でもやっぱ中村のせい。」
「かわいそ、中村笑」
ま、いっか
廉「俺は…彼女とか作る気ないから。てか、作れんやろ。」
中村に罪をなすりつけてたら
廉がそう言葉を漏らした
海「何で？いつかできるかもしれないじゃん。」
さっき、篠田さんの話を聞いたけど
海人はそれを言わない
廉「…いや…俺は…」
そんな海人の言葉に、廉は少し目線を落とす
すると
海「俺は無理、とか思わなくていいよ廉。」
海人が廉と目を合わせるようにしゃがんで話し始めた
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ほるる(プロフ) - みずきさん» 返信が遅くなってごめんなさい(>_<)ありがとうございます！新作の方もよろしくお願いします！ (2021年5月8日 9時) (
レス) id: bc841ba19b (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 完結おめでとうございます！！毎回の更新が楽しみでした！！次の新作が楽しみです！(^^♪ (2021年4月12日 2時) (レス) id: 777989ba59 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - ちぃさん» ちぃさん！ありがとうございます(^^)寂しがっていただけて嬉しいです。笑 新作もよろしくお願いします！ (2021年4月2日 21時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！好きな作品だったので終わってしまうのがちょっとさみしいですが…。新作、楽しみにしています♪ (2021年4月2日 18時) (レス) id: 2489791c28 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - みよさん» とんでもない！私も気づいてませんでした笑 わざわざありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年4月1日 18時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2020年7月19日 16時
