＊ ページ36
K
だからか
だから、そうだといいな…だったんだね
篠「本当にこんな…調子悪かったなんて知らなくて…私が連れ回したから…本当にごめんなさい。」
目を潤ませて、俺たちに頭を下げた篠田さん
本当に、廉のこと好きなんだな…
俺こそ、なんか変な誤解しちゃって悪かったな…
と
紫「詳しくは言えないんですけど…廉は、ちょっと体に事情を抱えてて…体力もあんまりないし、こうやって体調崩すこともよくあるんです。でも…それ以外は本当にいい奴だし、普通に俺たちと変わんない。篠田さんがそんな風に廉のこと想ってくれてて、俺は嬉しいです。」
篠「でも…私のせいで…」
紫「それは違います。廉が自分で動いたんだから。それに、こいつも嬉しかったんだと思います。普段、大学以外でこんなに外に出歩くことないから。俺たちに黙ってたのも、多分止められたくなかったから…篠田さんとの約束、ちゃんと守りたかったんだと思います。」
篠「…っ。」
紫「過保護な俺たちに、そんな予定言ったら止められるし、なんならついて来られるし…笑 それは篠田さんに悪いと思ったんじゃないかな…な？」
「うん…そうだと思う。」
だから、昨日
俺がしつこく聞くのを嫌がったんだよね
紫「でも…実際こいつの体はそこまで耐えられません。今日はこれでも軽い方で…だからこれからは大学の中で、普通に仲良くしてやって下さい。」
篠「はい…」
「それと補足ですが、廉は自分のことモテるとか全然思わないタイプなんで。もう少し思えよってぐらい…腹立つぐらい思わないタイプなんで。変なナルシスト的な思考は1ミリもないですから。安心してもらって大丈夫ですよ。」
篠「…あ、はぁ…」
「それから、廉は彼氏にはおすすめしません。顔だけですから。本当、変態ですから。まじで。」
紫「おい笑 なんでそんなムキになってんの笑」
「また廉だけモテてずるいからに決まってんじゃん。ね、やめといた方がいいです！本当に！」
紫「人の恋心を勝手に遮断すんな。」
篠「ははっ笑 大丈夫です、永瀬くんとは、学部の友達ってだけで十分です。ナルシストじゃないって分かったから、尚更それで大丈夫になりました。ありがとうございます。」
そう言ってニコッと笑った彼女の笑顔には
嘘はないと思った
それから、彼女は先に帰ってもらって
俺たちは廉が起きるのを待った
廉「…ん…あ、れ…」
紫「あ、おはよう。」
点滴が終わって少しして目を覚ました廉は
だいぶ顔色も戻ったけど
俺たちを見て、少し申し訳なさそうな表情になった
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ほるる(プロフ) - みずきさん» 返信が遅くなってごめんなさい(>_<)ありがとうございます！新作の方もよろしくお願いします！ (2021年5月8日 9時) (
レス) id: bc841ba19b (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 完結おめでとうございます！！毎回の更新が楽しみでした！！次の新作が楽しみです！(^^♪ (2021年4月12日 2時) (レス) id: 777989ba59 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - ちぃさん» ちぃさん！ありがとうございます(^^)寂しがっていただけて嬉しいです。笑 新作もよろしくお願いします！ (2021年4月2日 21時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！好きな作品だったので終わってしまうのがちょっとさみしいですが…。新作、楽しみにしています♪ (2021年4月2日 18時) (レス) id: 2489791c28 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - みよさん» とんでもない！私も気づいてませんでした笑 わざわざありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年4月1日 18時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2020年7月19日 16時
