＊ ページ27
K
「見たんだってさ、今日。女の子と2人で買い物してんの。」
紫『それ、廉なの？』
「俺も思った。でもマジだって言うから。しかもリサーチ頼まれた。」
紫『知らんぞ？マジなの？』
「知らんよ俺も。だからリサーチ協力して。」
紫『…りょう、かい…』
こうしてにわかに信じがたい廉くん熱愛報道の調査が始まった
翌日
大学に行くためにいつものように3人で家の前に集まる
ろくに挨拶もせず、揃ったところで出発
と
いきなり
紫「廉、なんか海人が聞きたいことあるらしいよ。」
うぇっ？！
ちょっ！紫耀くん！！
「はっ？！」
あまりにストレートに話題を振ろうとするから
驚いて紫耀の方を見ると
紫耀は俺を見て、ニヤニヤしていた
こいつ…
全てを俺に実行させようとしてやがる
廉「何？」
「あへっ？！」
紫「ふっ笑」
「ちょっ！」
廉はキョトンとしてこっちを見てるし
それに対する俺の反応に、紫耀は吹き出してるし
俺は2人の間で顔をキョロキョロ
廉「え？笑 何やねん。挙動不審すぎやろ。」
「え？あ、え…いや？なんでもない！」
廉「は？何それ笑」
「忘れた！思い出したら言うから！大したことじゃなかったと思うし！」
廉「あそ。」
首を傾げつつも、何とか分かってくれた廉にとりあえず笑いかけといて
俺は反対側を睨みつけた
「おいっ！」
口パクでそう伝えると
ますますニヤニヤする紫耀
俺らの仲で、今更遠慮なんてしないけどさ
この類の話は今までしてこなかったからさ
心の準備というか
もし本当だったら、どう反応すればいいのか…
そんなことを考えたら
さすがにまだ聞けないよ…
当の本人も、全然その感じ出してこないし
なんて、今朝は全く穏やかでない朝だった…
が…
案外その真相はすぐに明らかになる
講義と講義の間で、空きコマがあったから
図書館で時間でも潰そうかと友達と歩いてたときだった
「えっ…」
図書館の中にある、自習室の前を通ったとき
その1室にふと目が止まった
中にいたのは
楽しそうに笑う女の子と
その向かいに座って、同じように笑ってる
廉…
友「海人？どしたの？」
「あ、いやなんでもない…ごめん…」
友達に呼ばれてハッとした俺は
そう言ってその場を立ち去った
え、誰あの子…
いや別にいいんだけどさ！
いいんだよ？全然
でもなんか
急すぎて…
本当なのかな…
あの子が、廉の…彼女？
紫耀くん…俺たちの大事な廉に
彼女ができたかもしれません…！
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ほるる(プロフ) - みずきさん» 返信が遅くなってごめんなさい(>_<)ありがとうございます！新作の方もよろしくお願いします！ (2021年5月8日 9時) (
レス) id: bc841ba19b (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 完結おめでとうございます！！毎回の更新が楽しみでした！！次の新作が楽しみです！(^^♪ (2021年4月12日 2時) (レス) id: 777989ba59 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - ちぃさん» ちぃさん！ありがとうございます(^^)寂しがっていただけて嬉しいです。笑 新作もよろしくお願いします！ (2021年4月2日 21時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！好きな作品だったので終わってしまうのがちょっとさみしいですが…。新作、楽しみにしています♪ (2021年4月2日 18時) (レス) id: 2489791c28 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - みよさん» とんでもない！私も気づいてませんでした笑 わざわざありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年4月1日 18時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2020年7月19日 16時
