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杉「いやいや、私の方が廉くんに元気をもらってるんだよ。若いのに大変な思いをして…でもいつ会っても笑顔で話をしてくれるから。」
海「へぇ、こいつが？」
廉「どゆことや笑」
海「だって廉ってそんなタイプじゃないじゃん。」
廉「失礼やわ笑」
杉「こんな爺さんの相手をしてくれる、優しい子だなぁと思ってるよ。」
廉「いや…そんなの全然…」
海「以外すぎて笑える笑」
廉「うっさいわ笑」
たしかに、ちょっと以外だった
いつの間に友達作ってんのよ
なんて心でつっこみつつ
楽しそうに話をする廉と杉山さんを見ると
少し安心した自分もいた
こんな風に廉がリラックスできる大人が
近くにいることは
きっと廉の支えになるはずだから
よかった…
杉「廉くんはいつまでここに？」
廉「さぁ…まだ決まってなくて。でもたぶんまだしばらくはおると思います。」
杉「そっかそっか。じゃあどっちが早く退院できるか競争だね。」
廉「そうっすね…笑」
杉「じゃあ、そろそろ私も行こうかな。ありがとう、体大事にね。」
廉「はい、俺こそありがとうございました。杉山さんも、気をつけて。」
杉「うん、お互い頑張ろう。それじゃあ、またね。」
廉「はい、また。」
杉山さんと別れて、再び進み出す
海「ねぇ、あんな優しいお爺さんの友達いるとか知らなかったんだけど。」
海人がそう切り出すと
廉は、ふっと笑った
廉「友達て笑 言うてなかったしな、知らんで当然や。」
「言えよ笑 ビビったわ。」
廉「別にええやん。」
海「ま、いいけどさ。いつから知り合いなの？」
廉「えー？いつやったかなぁ。高校入ったぐらい？」
「は？そんな前？」
廉「うん、初めて会ったのはそれぐらいやったと思う。」
海「ふーん。なんでまたそんな仲良くなったのさ笑」
「思った、なんで？」
たしかに
病院なんて、たくさん人がいるから
特定の人と仲良くなるのとか難しそうだけど…
そう思ってふと問いかけた
すると…
廉「だって…あの人、同じやから…」
少し、廉の声色が変わった気がした
海「ん？同じ？」
あ…もしかして…
廉「うん、俺と同じ…病気…」
海「あ…そう、なの…」
海人も一瞬言葉に迷った様子だった
たしかにさっき杉山さんが引いてた点滴
見覚えのあるラベルだった気がする
廉「いや、同じって言うか…病名はちゃうんやけど…心疾患なのが一緒。」
「だから、大倉先生に聞いたって…」
廉「そう、担当大倉先生やから。部屋が近いんも、検査の時間とかが続いとるからやと思う。」
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ほるる(プロフ) - みずきさん» 返信が遅くなってごめんなさい(>_<)ありがとうございます！新作の方もよろしくお願いします！ (2021年5月8日 9時) (
レス) id: bc841ba19b (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 完結おめでとうございます！！毎回の更新が楽しみでした！！次の新作が楽しみです！(^^♪ (2021年4月12日 2時) (レス) id: 777989ba59 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - ちぃさん» ちぃさん！ありがとうございます(^^)寂しがっていただけて嬉しいです。笑 新作もよろしくお願いします！ (2021年4月2日 21時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！好きな作品だったので終わってしまうのがちょっとさみしいですが…。新作、楽しみにしています♪ (2021年4月2日 18時) (レス) id: 2489791c28 (このIDを非表示/違反報告)
ほるる(プロフ) - みよさん» とんでもない！私も気づいてませんでした笑 わざわざありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年4月1日 18時) (レス) id: 239ad4e83f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほるる
| 作成日時：2020年7月19日 16時
