終息に向かう ページ12
「俺かなあ……俺のせいかなあ……」
「水城さん……。そんなこと、きっと、ないですよ……」
ひたすら男泣きをする水城さん
「だってェ……、神谷だって、藤代だって、ちゃんと優秀な刑事だったのにさあ……
俺のバディになってバタバタ不祥事って、俺じゃん！俺が呪いじゃん！！」
「たまたま運が悪かっただけですよ」
「たまたまでそう何度も後輩が不祥事やらかすかァ！？」
「………………………………。」
泣き上戸に拍車がかかって、もうどうしようも無さそうだ
水城さんが泣き出して かれこれ一時間が経とうとしている
「泣いてる場合じゃないでしょ！？水城さん！もう良い年なんだから！そろそろAちゃんにしっかり説明しなよ！」
とうとう業を煮やした手塚さんが がくんがくんに水城さんを揺すぶり出した
「ちょっ……！やめてェ！？手塚さん！
そんなにしたら吐くでしょ〰️！？…………うぷ」
「いやぁあ！！ここではやめてください！！！」
「手塚の手！空いてますよ！」
「やめて！？嫌な予感しかしませんから！」
神谷さんを心配しようにも、この状況では考える暇すら無さそうだ
空いているジョッキを手塚さんに渡して、水城さんの口許で持っててもらう
オエオエ言ってる背中をさすりながら店員さんに声をかけようとした
デデンデンデデン デデンデンデデン
「あ、あいるびーばっく？」
「あ、ごめん。神谷だわ……」
なんだか不穏な音が鳴り響き、憔悴しきった水城さんが携帯電話を手にする
「もしもし？神谷？…………うん。…………うん。
大丈夫だって！手なんて出すわけねえだろ！？」
神谷さん……
「かみやん、無事で良かったね」
そんなに不安そうな顔をしてただろうか
手塚さんが、ぽんぽんと頭に手を置いてくれた
つーんと鼻の奥に痛みが走る
「わかった。そしたら30分後に俺の家な？
…………ぁあ！？もう……そんなに心配だったら代わればいいじゃーん！え？いい？無理すん……あ。……」
どうやら一方的に切られたようだ
呆れ顔で頭をガリガリ掻くと手塚さんと私に向き直った
「手塚さん、ご協力ありがとうございました。Aちゃんも、遅くまでごめんね？」
「いえ……」
「この度は、うちの藤代がバカな真似をして本当に申し訳ありません」
深々と頭を下げる水城さんに、かける言葉が見つからない
神谷さんの推測は当たっていたということだ
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はむ(プロフ) - 李珈☆しおんさん» うれしい言葉をありがとうございます！リクエストいただけただけで幸せなのに♪こちらの方こそありがとうございました(*^^*) (2019年12月24日 20時) (
レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
李珈☆しおん(プロフ) - リクエスト受けて頂いてありがとうござます。素敵なお話してでした！ はむ様の神谷さんがすごく好きなので嬉しいです。ありがとうございました。 (2019年12月22日 14時) (レス) id: a26ca4d7b2 (このIDを非表示/違反報告)
はむ(プロフ) - 李珈☆しおんさん» リクエストありがとうございます！私なんかで良いのかと思いつつ、めっちゃ嬉しいです(* >ω<)ちょっとお時間いただきますが、必ずアップしますね！ (2019年12月19日 0時) (レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
はむ(プロフ) - 美佳さん» ホントですか！？よかったです(*ToT)毎度の事ながら変に脚色したくなってすみません！リクエストうれしかったです！どうもありがとうございました(^^) (2019年12月19日 0時) (レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
李珈☆しおん(プロフ) - 私もリクエストいいですか？ 神谷さんか夢主さんのどちらかが体調不良で看病するみないなお話をお願いしたいです。あとは、はむ様にお任せな感じで大丈夫でしょうか？ 可能な範囲でお願いします。 (2019年12月18日 11時) (レス) id: a26ca4d7b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2019年10月22日 8時
