動き出す ページ38
「ほぉら、神谷！できたぞ〰️」
「はあ…………ありがとうございます」
水城さんの好意はうれしいが、流石に病室でこれを食うのは遠慮しておきたいところだ
「さあ！遠慮せず呑めよ〰️」
「え？」
流石に気付いた名字A
酒と水城さんを見比べながらオロオロ慌て始めた
「水城さん、ごめんなさい…………。お酒は傷に障るんです」
「ぇえ〰️！？あぁ！そうでしたか…………」
注意を受けて急に敬語に戻る気弱なおっさんと、激しく申し訳なさそうな仕事モードになりきれない名字A
「ひ、ひ、ひとくち…………」
「え？」
「その間だけ見なかったことにします…………」
小声で早口にそう伝えると、彼女は目を覆ってそっぽを向いた
そんなに呑みたいわけでもねえけど…………
ぎゅっと目を押さえている名字Aと
目を輝かせる水城さんを見ると
「では、すみません。ありがたく…………」
「よかった……！よかった なぁ〰️神谷〰️！」
いいおっさんがこれくらいで泣くな
まあ、久しぶりの酒は悪くない
ーーートン、トン、
「！…………はい。」
いつもながらに、すごい切り替えだ
「A〰️…………？ッ！臭ッ！！！」
さっと俺のサイドテーブルの前に立ちはだかる名字A
「この臭い…………どうしたの？」
「み、水城さんが便秘気味らしくて」
「んん"！？」
「換気しようと思ってたの」
さらっと水城さんにあらぬ罪を擦り付ける名字Aと
半泣きになる水城さん
「それよりカナミはどうしたの？」
「あ！神谷さんに採血してほしくて」
「わかった。それね？預かるよ」
なにか入れ物を受けとると まじまじ確認し始めた
「じゃあよろしく〰️」
「あ！待って…………」
なにか問題でも起こったのか
ふたりで入れ物を覗き込む
「ねえ？カナミ。これってわざわざ開けてくれたの？」
「あれ？いや…………普通開けないよね」
「おかしいな。開けて使わなかったやつかな」
なんだかふたりとも要領を得ないようで
「お嬢さんたち、どうかしたんですか？」
「注射針の袋が開いてて。あんまりそういうこと、無いんですけど…………」
「これを用意したのはあなたですか？」
「いえ。そこにあるのを持っていってと頼まれて」
「それは誰かわかります？」
「あれ、おかしいな。誰だったっけ…………」
"バタバタしてたからうろ覚えで"と、カナミさんは首を傾げている
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はむ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます！ (2019年8月31日 9時) (
レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「大を占めるが」ではなく、「大部分を占めるが」です。 (2019年8月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「ベッドの上での再開」ではなく、「ベッドの上での再会」です。 (2019年8月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
はむ(プロフ) - ななみさん» ななみさん 応援コメントありがとうございます！うれしいです！更新続けられるようにがんばりますね(^^) (2019年8月28日 11時) (レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - はむさん！頑張ってください！ 応援しています！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: 3f5cfa4750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2019年8月22日 23時
