ベッドの上での再会 ページ3
目を開けたら見慣れない天井が広がっていた
うちとは違う真っ白な天井
なんだか、頭が痛いような…………
そうだ！
鉄パイプで殴られたんだ
………………………………。
「私！生き…………！！！…………ったーーーー」
起き上がってすぐにベッドに逆戻りした
痛い
頭、痛いよ〰️〰️
「大丈夫ですか」
「え？…………ぁああ！！！」
き、昨日の刑事さんだ
私の隣のベッドには昨日の刑事さんが横になってて
迷惑そうに眉間にシワを寄せながら 両方の手で耳を覆ってる
「あ、生きて、たんですね…………」
「おかげさまで…………」
そう、返ってきた言葉にほっとしたけど
「あれ？ここは？」
「病院です。」
「なんで、隣に……？」
「そっち気にします？」
「いやいや！だって！おかしいでしょ！！
普通入院するなら男女別部屋でしょ！？
どこですか！こんな非常識な病院……」
「東央大学付属病院ですが」
「はぁ！？うちの！職場ッーーー！〰️〰️！！！」
「あまり騒ぐと傷に障りますよ」
もっと、早くにそれを言ってよ…………
あまりの痛みに声にならない
「申し訳ないんですが、うちも人手不足なもんで。２部屋分は人員を割けないんです」
刑事さんの目線の先に目を向けると、病室の入り口に警備員だか警察だか……
よくわからないけど人が立ってた
「あなたが鉄パイプで殴打されたところで、ちょうどパトカーが到着しまして」
あぁ…………来たんだ 警察
110番、しててよかった…………
「その音でホシが逃げたのはいいんですが、未だに身柄を確保できてません」
「まだ、捕まって ないんですか…………」
今度は刑事さんが黙り込む番だった
よくみれば手は包帯で巻かれてる
あれだけ何か打ち込まれてたら指先の可動に障害が出るんじゃないだろうか
「もっと、早くに、…………助けに入らなくてすみません…………」
ずっと見ていた罪悪感
思わず口をついてでた
「いいタイミングだったと思いますよ。もっと早ければ…………あなた、きっと死んでました」
"結果論、ですけどね" そう付け加えて目を向ける刑事さんは、どこか 他人事のようで
なんだか、胸に違和感が広がる
「…………なんで、助けたんですか」
「え…………」
私にギリギリ聞こえる声で刑事さんがポツリと呟く
見つめてくる瞳からは感情が読めない
「頼んでねえのに助けたんだから、責任とって付き合ってくださいよ」
私はもう一度意識がとんだ
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はむ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます！ (2019年8月31日 9時) (
レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「大を占めるが」ではなく、「大部分を占めるが」です。 (2019年8月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「ベッドの上での再開」ではなく、「ベッドの上での再会」です。 (2019年8月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
はむ(プロフ) - ななみさん» ななみさん 応援コメントありがとうございます！うれしいです！更新続けられるようにがんばりますね(^^) (2019年8月28日 11時) (レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - はむさん！頑張ってください！ 応援しています！ (2019年8月27日 23時) (レス) id: 3f5cfa4750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2019年8月22日 23時
