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「俺にとっての幸せはお前ぇといっしょに居ることなんだ。だから、そいつを思い出してからお前ぇを遠ざけちまった。
まずは そいつ見つけ出して、幸せになってるか確認して、それで、はじめてAとしっかり向き合おうと…………」
「もう！期待させないでください！」
俺の腕のなかでじっとしていたAが 急に俺の胸板をぎゅうぎゅう押す
悲痛な声をあげる姿に 感情を諦めていた出会った頃の面影はもうなくて
「もう辛いんです。叶わないことを期待するのが…………！」
押しても離れねえ俺に 痺れを切らしたのか
とうとうAは顔を覆って泣き出した
「相良さんが優しくしてくださるのは、私を陥落させるためだって、私、知っているんです…………」
ぽつりと溢れたAの言葉
「毎夜私に口づけされてる時、寝ぼけて別の方と勘違いされてるだけってことも…………」
え？
いや、ちょっと待ってくれ
情報が多すぎて処理できねえ
俺が呆然としている間にもAの言葉は続いていく
「それでも少し優しくしていただくだけで、もしかしてお側に置いていただけるんじゃないかと期待して…………
でも、毎夜わかるんです。期待してもまったく意味ないこと…………
相良さんに口づけられる度、相良さんが別の方をとても大事にされてることを突きつけられている気がして…………
それが、どうしても辛くて辛くて…………」
俺は本当に最低野郎だ
Aがこんなに傷ついてるのに…………
Aをどう安心させてやるか その事ばかりを考えてたのに
もう、Aへの愛が溢れて
気づけば何も考えられねえ
「A、お前ぇはかわいいな…………」
思わず口をついて出た言葉は まったくその場にそぐわなかったが
思考がブッ飛んじまった俺には それを気にする余裕もねえ
顔を覆っていた手をゆっくり取り外し 涙に濡れた頬に口づける
「悪ぃ…………俺は最低だ。お前ぇがこんなに苦しんでるのに、うれしくて うれしくて堪らねえ」
見上げてくるAの顔にも 愛しさだけが募るばかりで
まるで、身体中から気持ちが溢れて駄々漏れになっちまってるようだ
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はむ(プロフ) - Kurumiさん» こんばんは！コメントありがとうございます(^^)そんな風に言っていただけるなんて、ホントにホントにうれしいです！なかなか進まなくて申し訳ないですが、がんばります！ (2019年5月23日 21時) (
レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
Kurumi(プロフ) - こんばんは、続きが気になっていたので更新して頂いて、とても嬉しいです。毎回、ドキドキワクワクキュンキュンしています。 (2019年5月22日 22時) (レス) id: 75910d6f0a (このIDを非表示/違反報告)
はむ(プロフ) - 蓮華さん» コメントありがとうございます！この話一旦休憩するか迷ってたのですが、元気出ました！うれしい言葉をありがとうございます！がんばりますね( ｡ﾟДﾟ｡) (2019年5月16日 8時) (レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - いろいろ感想を言いたいのですが長くなってしまうので一言だけ…ほんっとに最高です！！続き楽しみにしてます(*´∀｀*)作者さんのペースで頑張ってください(^_^)v (2019年5月16日 8時) (レス) id: e9716c5c75 (このIDを非表示/違反報告)
はむ(プロフ) - 青菜さん» 青菜さま！！こちらでもコメントうれしいです( (*ToT)相変わらずゆっくり進むかと思いますががんばりますね！元気をもらいました！ありがとうございます！！！ (2019年4月6日 14時) (レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2019年4月5日 23時
