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「まさかお前ぇにイタズラされるとはな…………」と、呟きながら
以前より格段に速いペースでお皿を洗っていく相良さん
カチャカチャと響くお皿の音と 相良さんの腕を動かす振動で、あのときのことを思い出す
「あれは、夢じゃなかったんだな」
ぽつりと溢す相良さん
「お前ぇが指、切っちまった日…………
その日もこうして抱きついててくれたのか」
「…………はい」
「あのとき お前ぇからこうしてもらえたのがうれしくてよォ。あんまり幸せすぎて現実だと思わなかったんだよ」
お皿を洗い終えた相良さんが 私を振り返り抱きしめた
心まで重なっていく気がして 心がふわりと暖かくなる
「寝室、行くか」
そっと手を引かれて寝室に向かう
部屋に入るなり口付けられて 優しくベッドに横たえられた
優しく撫でてくださる大きな手に 昨日のことを思い出してしまって
「かわいいな…………赤くなっちまって」
頬を撫でながら囁く声にきゅっと胸が狭くなる
ばさッ
？
「相良さん？」
いつも通り 布団の中に隠された
「お前ぇ、あんまりかわいいのやめろ。あのままシちまうところだっただろ」
「え？なさらないんですか？」
私は、てっきり…………
「俺はぜってえこの部屋ではシねえ…………！！！」
「？」
「お前ぇのかわいい声をわざわざ盗聴野郎に聞かせてたまるかよ…………！！！」
「はぁ…………」
なにやら苛立っている様子の相良さんに ぎゅうぎゅうきつく抱きしめられる
「ずっと伺いたかったのですが、盗聴って誰が…………」
「お前ぇの実家の人間だろ。俺らの様子を探ってんだよ」
だから、父も兄もいろいろ知っていたのだ
言われて初めてその事に気付き、今までの考えて来なかった自分を恥じた
「私の声でしたら、父も兄も聞いたことはありますけど…………」
思わずぽろりと溢した声に反応したのは相良さんで
「うるせえ！そんなもんわかってっけど…………これからは俺だけのものなんだからな！！」
そんなに声をあげられたら盗聴器に拾われるのでは？
「別に私は構いませんけど」
「俺が構うんだよ…………！！！」
凄まれた
「だいたいお前ぇは緩すぎだ」
「え？あまり、良くなかったですか…………？」
「ナニと勘違いしてるか知りたくねえが、俺が言ってんのは貞操観念の話だからな！！！」
カッと目を見開いた相良さんから
これから人生初のお説教が待ち受けていたとは…………
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はむ(プロフ) - Kurumiさん» こんばんは！コメントありがとうございます(^^)そんな風に言っていただけるなんて、ホントにホントにうれしいです！なかなか進まなくて申し訳ないですが、がんばります！ (2019年5月23日 21時) (
レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
Kurumi(プロフ) - こんばんは、続きが気になっていたので更新して頂いて、とても嬉しいです。毎回、ドキドキワクワクキュンキュンしています。 (2019年5月22日 22時) (レス) id: 75910d6f0a (このIDを非表示/違反報告)
はむ(プロフ) - 蓮華さん» コメントありがとうございます！この話一旦休憩するか迷ってたのですが、元気出ました！うれしい言葉をありがとうございます！がんばりますね( ｡ﾟДﾟ｡) (2019年5月16日 8時) (レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
蓮華(プロフ) - いろいろ感想を言いたいのですが長くなってしまうので一言だけ…ほんっとに最高です！！続き楽しみにしてます(*´∀｀*)作者さんのペースで頑張ってください(^_^)v (2019年5月16日 8時) (レス) id: e9716c5c75 (このIDを非表示/違反報告)
はむ(プロフ) - 青菜さん» 青菜さま！！こちらでもコメントうれしいです( (*ToT)相変わらずゆっくり進むかと思いますががんばりますね！元気をもらいました！ありがとうございます！！！ (2019年4月6日 14時) (レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2019年4月5日 23時
