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「伊藤 入るぞ」
「相良か…………お前も忙しいな。さっきまで部下並べてビンタかましてたのによ。また何かあったか?」
警備の伊藤は年が同じだ
同級生のよしみで良くしてくれるありがたいヤツだ
「あんだ。お前ぇ 見てたのかよ…………」
「お前の部所面白えもんよ〰️。ほら、今井の野郎胴上げされてるぜ?
お前が1日部下殴らねえ日あっただろ?あのときは円陣組んで泣いてたわ」
ホントにあいつら何やってんだ…………
本格的に頭痛がしてきた
「へえ〰️。謎の声にメモかぁ…………」
「社に侵入者が居ねえか確認してもらいたくてよォ」
伊藤に事情を話し、協力を仰ぐ
こいつほど信頼できる男は居ねえからな
髪型はだいぶ…………超越してるけどよォ
モニターを操作しながら確認している伊藤を後ろから見守る
「でもさぁ、外部から入るのは難しいかもな〰️。お前のお陰でセキュリティの精度格段に上がってるからさ…………」
確かに変なのは居なそうだな
「ここ半月で急に不審な人間の出入りが減ったって同僚が驚いてたよ。
………………んでもって社長室だけ引くほどセキュリティがザルな」
「俺は常々あいつが失脚すれば良いと思ってるからよォ」
ゲラゲラ笑いながら「恨んでるなぁ」とか言ってるが
お前ぇもそのトゲちょんぎられてみろ
もれなく殺意がわいてくるわ
「あ、そういえばサトシとケンカしたんだって?」
「ぁあ?あれ?…………ケンカっつーのかねえ。つーかお前ぇ何で知ってんだよ」
「だってこっちに来たもんよ。あいつじゃあじゃあに泣いてたぜ?」
じゃあじゃあ?
ジャアジャアって…………なんなんだ
「今朝も早く出社してきてよ。お前が会ってくれなそうだから、釈明文書きに行くって言ってたけど…………見てねえか?」
モニターをまたポチポチ操作する伊藤
「ほら、これ。来てんだろ?」
7:24 研究室
俺のデスクに大きな男が近づいて 体折り畳んでなんか書いてるな
あ、目元擦ってやがるわ
「………………………。営業部長がよォ…………、釈明文がこれじゃあダメだろ」
わざわざ手袋でつかんでビニール袋にまで突っ込んだ例の紙を伊藤に見せる
「あぁ…………ホントだな…………」
「ムダな作業させちまって悪かったな」
ったくあいつはよォ…………
ムダな心労かけさせやがって
まぁ、伊藤には頼みてえこともあったからな
数点伊藤に依頼して俺は部屋を後にした
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はむ(プロフ) - 蛇姫さん» 蛇姫さま 2回目のコメントありがとうございます!スッゴくうれしいです!鬱展開でもお付き合いくださってありがとうございます!ゆっくりですががんばりますね(*^^*) (2019年3月27日 1時) (レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
蛇姫(プロフ) - 作品読ませてもらってます。心が温まります!相良さんの優しい雰囲気がすごく好きです。作者さんのペースで更新頑張ってください!応援してます (2019年3月25日 11時) (レス) id: c00677cd65 (このIDを非表示/違反報告)
はむ(プロフ) - 青菜さん» 青菜さま うれしいです!私もいただいたコメント何度も読み返してしまいました!ゆっくり更新で申し訳ないですが、これからもよろしくお願いします!! (2019年3月3日 15時) (レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
青菜 - めちゃくちゃ好きで何度も最初から読み直してます。更新大変だと思いますが頑張ってください! (2019年3月2日 23時) (レス) id: dec0cd6493 (このIDを非表示/違反報告)
はむ(プロフ) - 蛇姫さん» 蛇姫さま 楽しみにしていただけてうれしいです!なかなか今回は書くのが進まないので、コメントすごくありがたいです! (2019年2月27日 23時) (レス) id: 62ba10663f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はむ | 作成日時:2019年2月16日 21時