手を差し伸べて ページ45
『え？ジフン誕生日11月22日なの？私23日だよ。』
WZ「へぇ。」
『何？嬉しくないの？なんかそこまで誕生日近いとほぼ双子みたいでめっちゃ良いじゃん！』
誕生日が近いことがわかった時には誕生日が近いだけなのに柄にもなく喜んで。
それからなんとなく、事務所では双子コンビとしてニコイチで扱われることが増えた。
高校も一緒だとわかると、校内で会って話すことが増えた。お昼ご飯を一緒に食べたり廊下で会うとAから声をかけてきたりしたから同じ学科のやつにはAちゃんと知り合いなのかとめちゃくちゃ羨ましがられた。
休憩時間には噂を聞き付けた他学科の人達まで来てAの連絡先を聞かれたりと正直少し面倒だった。(ちなみに誰にもAの連絡先は渡していない。)
WZ「そういえばお前今日学校で職員室呼ばれてたけど何したん。」
『うーん…なんかスカウト？みたいな。私、元々SMにいたことあって、』
WZ「は？？SM！？！？」
『え、言ってなかったっけ？まぁそれで、どうしてもうちに戻って来て欲しいって今日来てたの。』
WZ「……プレディス辞めるってこと？」
『何言ってんの。やめないよ？断ったし。』
WZ「はぁ！？SMのスカウト断ったの！？なんで、」
『え？だってジフンたちとデビューするじゃん』
WZ「……はぁぁぁぁ…お前マジで……。」
『ヤー、だめなの？SM移れって？』
WZ「駄目じゃない。お前はずっとここにいて」
『うん。意地でも残り続けるよ。……あ、そうだ。今日のスカウトのことなんだけどさ、みんなには……』
WZ「秘密だろ。これ知ったら発狂しそうなやついるし。」
『ありがとう。……それにしても、ジフンには色々と知られすぎてるんだよね。本当に墓場まで一緒に行ってくれないと困る。』
WZ「死ぬまで一緒は嫌だわ。」
メンバーの誰一人として知らないようなAの秘密を俺だけが知っていたりすると、優越感を感じた。なんだか自分だけが一つ飛び抜けてAに信用されている気がして。
宇宙工場がいつしか俺たちの秘密の相談をする場所になっていて、Aからはよくまだメンバーの誰にも言っていないようなことを相談される。
デビューしてから、双子コンビとはあまり呼ばれなくなって、それでも俺たちだけは2人でひとつだと思っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2492人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さとみ - 返信ありがとうございます。そうなんですね。楽しみにしています。ありがとうございます^_^ (2022年6月8日 0時) (
レス) id: 6a24770046 (このIDを非表示/違反報告)
seola(プロフ) - さとみさん» こんにちは！返信がびっくりするくらい遅くなってしまって本当にすみません、、、出演作品は特に決まっていないのでご想像にお任せします！と言いたいところなのですが、そろそろ続編に移行するので続編後の簡単なプロフィールに出演作品を載せようと思います！ (2022年6月6日 3時) (レス) id: af1403e9e5 (このIDを非表示/違反報告)
さとみ - こんにちは。はじめまして。いつも楽しく読ませて頂いてます。主人公がどんな作品に出たのか知りたいです。 (2022年3月27日 13時) (レス) id: 6a24770046 (このIDを非表示/違反報告)
まやら(プロフ) - まさかのスンヨン！？次が楽しみ〜！ (2022年3月26日 17時) (レス) @page37 id: 018566a257 (このIDを非表示/違反報告)
seola(プロフ) - 優さん» ブイラでゴセ見たこと無かったので気づかなかったです……ありがとうございます助かりました（泣） (2022年1月24日 20時) (レス) id: af1403e9e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：seola | 作成日時：2021年12月13日 3時
