Jasmin【svt】

my sweet home ページ16

半年ほど前の別のドラマに出ていた時も外泊が多く宿舎には中々帰って来れなかった。


そんな中、予定より撮影がスムーズに進んで早く終わり、午後がオフになった日があって。



ドラマの撮影で予定を組んでいたから他の仕事などもなく、最近休めてなかったからとマネヌナが宿舎に帰してくれた時、勿論メンバー達はそれぞれバラバラに予定があって、スングァンは他のグループのお友達と遊んでいたり、スニョンとウジは2人で作業室にこもっていたり。



ここで私がメンバー達のいる部屋に行くと誰かにグループチャットで私が来てることを言われてみんな予定を投げ出してまで会いに来る人がいるだろうと思って申し訳ないと思って自分の部屋でその日は過ごした。



ちょうどハニオッパはその日個人スケジュールで宿舎にいなくて、私がいないと思っているから当たり前だけどその日は本当に誰も部屋を訪ねてくることはなく1人で過ごして、次の日の朝マネオンニに連れられて撮影場所に戻った。



たしかにその後私が帰っていたことを知ったメンバー達から怒りのカトクがすごく届いたけど、そんな時のこと、今オッパに言われるまで忘れてしまっていた。



『あの時のこと気にしてたの？私忘れちゃってたよ。』




JH「……Aは俺たちと会えなくても寂しくないの？」




『え？』



JH「ここ最近カムバとか音楽番組の活動準備以外でAはメンバー達と会わないし、ダンスレッスンもヨンジュニヒョンやへリムヌナに予定合わせてもらって個人で練習してるって聞いたよ」



『それは……みんなとのスケジュールが合わなくて』





JH「……Aは女優としての仕事が大事？SEVENTEENが大事？」




『SEVENTEENの方が大事に決まってるじゃん！！』



JH「なら！！個人スケジュールを全部受けてたら駄目だよ。俺も掛け合うから一緒に社長に言いに行こう？あと帰ってくるなら絶対に言って。俺だけにでもいいから。


このままあの時みたいなAがせっかく帰ってきてたのに会えなかったなんて一瞬の機会も逃してどんどん会わなくなっていったら、いつかAがもう戻ってこないんじゃないかって……怖い」




泣いたところを見たことがほとんどないオッパの目には涙が溜まっていて、今まで我慢してくれていたんだと察した。

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