【プラチナデータ×家族ゲーム】DNAゲーム LAST GAME (ページ6)

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虚構ページ6

次の朝

田子が出勤するや否や、教頭に呼ばれた。

頭「実はね...吉本先生がこんなものを見つけてね。」

そう言って差し出されたチラシには
『田子雄大は女子生徒と行為に及んだ』
と書かれていた。

そのチラシは学内中にばら撒かれ、生徒の間でも有名となった。

その日、田子は吉本を問いつめる

田「これあんたがやったんだろ？」

すると吉本は

「心外だなあ～せっかく黙っててあげたのに。」

と有り得ない返答をした後、「田子先生に女子生徒を紹介してくれと脅された」と虚偽の話を同僚に語り出した。

耐えきれずに怒る田子を吉本は宥めて廊下へ連れ出す

吉「どっちの方が信頼されてるか考えてみろよ熱血教師」

吉「そういえばお前、だいぶ年の離れた妹がいるんだよなぁ？Aちゃんだっけ？
田子A、平成11年1月17日生まれ、B型。
両親から虐待を受けていた。」

田「なんでそれを...」

吉「今度俺に盾突いてみろ。
お前だけじゃない、妹の人生も台無しにしてやるからな。」

田子は何も返せなかった。

その日から真田へのいじめはどんどんエスカレートして行った。
殴る蹴るだけではなく、金属バットを使ったいじめや水を使ったいじめまでおこなわれた。

更に、田子への嫌がらせも悪化した。
どんどん悪い噂は広まり、保護者や教頭からも散々言われるようになった。
生徒からも避けられるようになった。

そのせいから仕事も捗らなくなってしまった。

学校に田子雄大の居場所は無い。