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dt side
翌日、照にまた病院に送ってもらった
照と一緒に康二とふっか、阿部が来てくれた
「…また戻って来ちゃったなぁ」
kj「だてなら大丈夫!!
またすぐ退院して元気なる!」
「ありがとう、康二」
iw「着いたよ」
「ありがとう、照」
戻ってきたという事は、今日検査結果が分かる
正直、期待はしてない
fk「そのまま先生の話あるんだよね?」
「うん」
fk「…病室で待ってるから」
「…うん」
診察室の前に着いた
期待はしてないはずなのに心臓の音がバクバク鳴っている
「失礼します」
Dr「家ではゆっくり休めましたか?」
「はい、おかげさまで」
Dr「そうですか
早速なんですが、検査結果をお伝えしたいと思います」
先生にも聞こえるんじゃないかと思うほど音が大きい
Dr「…腫瘍の大きさは変わっていませんでした」
期待しちゃいけなかった
分かっていたのに
僅かな希望に縋っていたんだ
生きたいから
Dr「…宮舘さん?
大丈夫ですか…?」
「…はい」
Dr「…これからは治療方法として抗がん剤治療があります
もうひとつは、緩和ケアという方法もあります…
緩和ケアは治療はせず…」
「…分かっています
治療をやめて死を待つという事ですよね」
Dr「…はっきり言ってしまえばそういうことになります」
「…少し考えさせてください」
Dr「…分かりました」
緩和ケア
もうそんなに進んでいたんだなぁ
身体はまだ頑張れる
でも
心が追いつかない
どうしたらいいんだろう
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作者名:もち。 | 作成日時:2021年1月8日 1時