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仕事が終わったのは夕方
急いで涼太の家に向かう
｢涼太ー？｣
dt｢翔太ー？入っていいよー｣
｢お邪魔しまーす｣
部屋に行くとリビングのソファに座ってテレビ見ていた
Snow Manの歌番組やバラエティーに出てるのを見ていた
｢…俺たちの？｣
dt｢うん、予め名前予約してたの
録画して家に帰った時見ようと思って｣
｢そうなんだ｣
嬉しそうに俺たちの活躍を見ている涼太はほんとに楽しそう
dt｢やっぱりこの曲かっこいいね
俺好きだなこれ｣
｢…ここ
ここはお前のスペース
ちゃんと9人用でパフォーマンス照が考えてくれてるんだよ｣
dt｢…そうだったんだ
照にお礼言っとかないとね｣
その時だった
微かに涼太の左手が震えていた
｢涼太…？震えてるけど大丈夫か？｣
dt｢…うん、大丈夫
翔太には言ってなかったね
最近左半身震えちゃうんだよね
病状が進んでる証拠だよね｣
｢……｣
dt｢そんな顔すんなよ笑
翔太が諦めるなって言うから俺頑張ってるんだけど？笑｣
｢…涼太は大丈夫
絶対大丈夫だから｣
そう俺が言うと
dt｢…翔太にまだ話してないことあるんだ
きっと今日来てくれるって思ってたから今日話そうと思ってた｣
｢なんだよ笑
改まって笑｣
dt｢俺さ余命宣告されてたんだ｣
時が止まった気がした
テレビの音も
時計の針の音も
何も聞こえない
頭が真っ白になるのはこういう事だろうか
｢…は、…？｣
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作者名：もち。 | 作成日時：2021年1月8日 1時
