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Dr「これからの治療法について説明しますね」
「よろしくお願いします…」
Dr「まず明日から放射線治療を開始します
放射線治療が終わり次第経過を見て腫瘍が小さくなっているか検査させて頂きます。
それでも効いてない場合、抗がん剤治療をする可能性もあるのでよろしくお願いします。
放射線治療の副作用としては倦怠感、食欲不振、感染しやすくなるというのがあります。」
ほとんど説明は頭に入ってこない
どうせ効かないんでしょ
意味無いじゃん
全部やり投げでやる気も全く起きない
Dr「…宮舘さん?大丈夫ですか…?」
「あ、はい
明日からよろしくお願いします…」
車椅子でまた病室に戻る
nb「…涼太?」
「翔太」
nb「…どうしたの?」
「検査だったんだ」
nb「そっか、俺も今仕事終わって来たんだ」
「ありがとね」
「…明日から放射線治療始まるって
副作用とかあるって」
nb「…うん」
「俺、頑張れるかな
悪性度4で手の施しようがないのに
治療する意味ないよね」
nb「…涼太俺の前で頑張るって言ってただろ
今更弱気になんなよ
俺が知ってる宮舘涼太はそんなんじゃねぇよ
俺はもっと…
涼太と一緒に居たい
だから俺のためにも…頑張って欲しい
辛くなったら必ず俺が助けるから」
昔から翔太はこういう奴だ
諦めない奴で必ず約束は守る
俺が知ってる翔太はそういう奴
少しだけ
少しだけだけど元気が貰えた気がする
「ありがとう、翔太」
nb「ん、」
少し前を歩く翔太の背中は大きく見えて頼もしく見えた
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作者名:もち。 | 作成日時:2021年1月8日 1時